劇団四季が10月25日、大井町の「積水ハウスミュージカルシアター四季劇場『夏』」と「キャッツ・シアター」を2021年に閉館すると発表した。
同施設の閉館は、「大井町駅周辺地区まちづくり構想」による大井町再開発を受けたもの。2劇場の隣にある「スポル品川大井町」も、2021年までの期間限定で運営している。
積水ハウスミュージカルシアター四季劇場「夏」は2010年(平成22)年7月11日、「舞台と客席に一体感がある濃密な空間」をコンセプトに、劇団四季が首都圏6番目のシアターとしてオープン。こけら落とし公演では、「美女と野獣」を披露した。2021年1月までは「ライオンキング」を、2021年2月からは「ノートルダムの鐘」を上演し、11年の歴史に幕を下ろす。同劇場の閉館を受け、劇団四季は新たな「ライオンキング」の上演地として、有明に「有明四季劇場」の建設を発表している。
「キャッツ・シアター」のオープンは2018(平成30)年8月11日。翌年3月12日には、同シアターでミュージカル「キャッツ」の日本公演回数が通算1万回を突破した。