サンリオのキャラクター「シナモロール」のぬいぐるみ第2弾が11月1日、品川区のふるさと納税返礼品に追加された。
(左から)品川区税務課職員の大滝貞浩さん、京増祐里香さん、盛田崇弘さん
2017(平成29)年2月、しながわ観光大使に就任したシナモロールは、品川区に本社を置く「サンリオ」(大崎1)が開発したキャラクター。キャラクター単体としては「シナモン」の愛称で親しまれている。同社の人気キャラクター投票企画「サンリオキャラクター大賞2019」では158万4057票を獲得し、ハローキティに次ぐ2位に輝いた。
ぬいぐるみ第2弾も前回に次ぎ完全オリジナルの非売品。東京2020オリンピック・パラリンピック競技のうち品川区内で開催するホッケー、ビーチバレー、区応援競技・ブラインドサッカーの3競技キャラクター「ビーチュウ」「シナカモン」「やたたま」とコラボレーションした3体セットを用意する。サイズは縦9センチ、横15センチ、幅6センチ。ぬいぐるみの頭の上にはボールチェーンがあり、かばんなどに付けて持ち歩くこともできる。
品川区税務課税務係長の大滝貞浩さんは「第1弾のぬいぐるみが11月6日時点で156件の申し込みをいただいており、シナモロールの人気を強く感じていた。次に品川区が何ができるかを考えたとき、オリンピック・パラリンピックの気運醸成も含めて3競技キャラクターを起用した再コラボを仕掛けようと実現に踏み切った」と話す。
品川区総務部税務課の盛田崇弘さんは「1番苦労したのはキャラクターのイメージを崩さないようなデザイン。シナモンが着ているビーチバレーTシャツの袖を、実物と同じように少し短くするなど細部のデザインにこだわった」と話す。「ぬいぐるみを身につけて街に出掛け、品川区のことをもっと好きになってもらえれば。今後も品川区の強みを生かした返礼品を展開していきたい」と笑顔を見せる。
ぬいぐるみ第2弾は200セット用意する。なお、総務省は今年6月1日以降、各自治体へ向けて同地域在住者からの寄付に対してお礼の品を送付しないよう通知した。そのため、品川区内在住者は今回の返礼品を受け取ることはできない。