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戸越公園のギャラリーが展示割引と作品レンタル アーティスト支援呼び掛け

「Hasu no hana(ハスノハナ)」の外観

「Hasu no hana(ハスノハナ)」の外観

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 戸越公園のギャラリー「Hasu no hana(ハスノハナ)」(品川区戸越5、TEL 050-3592-0799)が、新型コロナウイルス感染症で影響を受けたアーティストの支援プロジェクトをスタートし、応募を呼び掛けている。

アートレンタルを始めた、故・望月計男さんの作品 ©kazuo mochizuki

 2階建ての一軒家をDIYで全面改装した同店。1階は現代アートなどの企画展を開催する白い壁の空間「ホワイトキューブ」、2階はクラフト作品の展示やワークショップを行うスペースを設ける。店舗面積は約12坪。

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 支援内容は、新型コロナウイルス感染症の影響で予定していた展覧会が中止になったり客足が減ったりしたアーティストに向けて、事態の収束後に展示会場を用意するもの。応募者には同店2階のシェアスペース「EJIMA-SOU 2F」の「金~日 3日間展示会プラン」=通常価格3万円を1万円で提供する。利用料金は会期後の支払い。

 ギャラリーオーナーのフクマカズエさんは、企画の経緯について「さまざまな企画展示や卒業制作が早期終了するニュースを目にして、時間をかけて作った作品を披露する機会が奪われてしまった作家はつらいだろうと感じた。そうしたアーティストやクリエーターに作品の発表場所を提供できれば」と話す。「会場費をすべて支援する資金的体力はないが、できる限りの内容で考えた」とも。

 応募の受け付けはウェブサイトからで、期限は新型コロナウイルス感染症が落ち着くまで。プロジェクト内容は世間の状況により順次変更する予定。

 そのほか、自宅でアーティストの作品を楽しめる「アートレンタル」サービスも開始する。現在の貸し出し作品は望月計男の銅版画など。料金は3週間単位で1作品=3,000円+送料(追加は1作品ごとに1,000円増)。一部作品を除き、返却時の買い取りも可能。価格は全て税別。

 「美術館、ギャラリーの自粛や延期が決まって楽しみがなくなったという声を多く耳にした。貸し出しのリスクを考えると二の足を踏んでいたが、一枚の絵が自宅にあることで、在宅の時間をより豊かにできるかもしれない。アーティストにも声を掛け、ギャラリーとしてできることはないかと企画した」(フクマさん)

 「外出を控える生活になり、美術をはじめ文化活動における損失はとても大きい。アーティストたちが窮地に立たされている状況」とフクマさん。「今後もよりよい形で作品を届ける方法を模索する。こんなときこそアートに触れ、気持ちが豊かになれば」とも。

 同店は緊急事態宣言の期間中は休業予定。ウェブサイト上で展示中の作品を公開するほか、今後の運営情報を告知する。

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