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戸越公園にギャラリー「Hasu no hana」 鵜の木から移転、一軒家を改装

「Hasu no hana(ハスノハナ)」1階ホワイトキューブ

「Hasu no hana(ハスノハナ)」1階ホワイトキューブ

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 ギャラリー「Hasu no hana(ハスノハナ)」(品川区戸越5、TEL 050-3592-0799)が6月8日、戸越公園駅の近くに移転オープンした。

「Hasu no hana(ハスノハナ)」2階と、飼い猫のネオくん

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 9カ月間をかけて2階建ての一軒家をDIYでギャラリーに全面改装した同店。1階は現代アートなどの企画展を行う「ホワイトキューブ」と呼ばれる白い空間、2階はクラフト作品の展示やワークショップを行うスペースになっている。店舗面積は約12坪。

 ギャラリーオーナーのフクマカズエさんは8年間、大田区鵜の木で同名のギャラリーを営業していた。自身の作品制作の傍ら、自分が面白いと感じたものを紹介したいという思いからギャラリーをオープンしたという。

 フクマさんは「以前はワンフロアだったが、移転して新たなスペースを設けた。1階は白壁とグレーの床の無機質な空間、2階は土壁にヒノキの床板のぬくもりがある有機的な空間と、複合的な運用ができるようになったのが移転前との大きな違い。戸越公園に決めた理由は、私が銭湯好きで、戸越エリアに魅力的な銭湯が多数あったため」と話す。

 現在、市川平さん、ハシモトミカさん、松本力さん、マダジュンコさんらによる展覧会「TOGOフェス vol.1」を開催している。入場には事前アポイントが必要。期間は6月30日まで。

 「現代アートは分かりにくいかもしれないが、それも含めてまずは能動的に感じてみてほしい」とフクマさん。「私が研究している1950年代の表現サークル・下丸子文化集団のメンバーの一人が戸越の出身で、その人物が関わったサークル誌に『戸越』というタイトルのものがあり、戸越とのゆかりを感じている。土地ならではの活動として、戸越とアートの地域的な歴史をひもといていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は各展示に準じる。

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