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戸越公園にコミュニティースペース「@ウーヴ」 絵本の読み聞かせイベントも

NPO法人ウーヴ代表理事の平嶋悦子さん

NPO法人ウーヴ代表理事の平嶋悦子さん

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 戸越公園駅近くにコミュニティースペース「@ウーヴ(アットウーヴ)」(品川区戸越6、TEL 090-9809-3135)がオープンして1カ月がたった。運営はNPO法人ウーヴ(品川区中延6)。

「@ウーヴ」外観

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 「ウーヴ」は2004年、品川区内で絵本の読み聞かせなどを行う団体として発足。翌年にNPO法人化した。区からの委託事業として、学校図書館や児童施設「すまいるスクール」など区内23カ所にスタッフを派遣する事業を手掛ける。会員数は約160人。

 同スペースは、地域住民との交流拠点として開設した。代表理事の平嶋悦子さんは「より幅広い方々を対象としたイベントや講座を開くために、自分たちで運営するスペースを持ちたかった」と話す。

 場所は戸越公園中央商店街近くの「大和屋豆腐店」跡。平嶋さん自ら自転車で区内を周り、物件を探したという。長年地域に親しまれた建物を再活用するに当たり、入り口上部の屋号はそのまま残した。1階は板張り、2階は畳敷きでいずれも多目的スペースとして活用する。内装は柳田工務店(品川区旗の台2)が手掛けた。坪数は24坪。

 親子向けのイベントを中心に、週に3~5種類のプログラムを用意する。幼児親子と小学生を対象にした「絵本タイム」では、絵本など約110冊の蔵書を自由に閲覧できるほか、スタッフがその場の状況に合わせて読み聞かせを行う。

 親子を対象にした絵本の読み聞かせイベント「乳幼児親子のためのおはなし会」、大人向けのウクレレやボイストレーニングの講座、歌声喫茶をイメージした「昭和の歌を歌う会」なども行う。参加者は初心者を想定している。

 「子どもや高齢者のみならず、地域の方が生活を楽しむきっかけを作りたい」と平嶋さん。今後は、スペースの貸し出しや大人向けの蔵書を増やすことも検討しているという。「利用をはじめ、運営に参加する会員も募集している」と呼び掛ける。

 利用時間は10時~13時、14時~17時、18時~21時。いずれもプログラムがある場合のみ利用可。

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