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高輪ゲートウェイ駅周辺で「高輪築堤」出土 JR東日本が出土品公開・保存へ

出土した高輪築堤の一部(提供:JR東日本)

出土した高輪築堤の一部(提供:JR東日本)

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 JR東日本が12月2日、高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発エリアで出土した明治初期の遺構「高輪築堤(ちくてい)」について、調査を進めるとともに出土品の保存・公開展示を検討していると発表した。

出土した高輪築堤の一部(提供:JR東日本)

 同社によると、「高輪築堤」は約150年前、国内初の鉄道開業に向けて線路を敷設するため、海上に構築された構造物で、かつて同築堤の上を列車が走っていたという。

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 発見された場所は品川駅-高輪ゲートウェイ駅間で、同社が進める品川開発プロジェクトの計画敷地内。2019年の線路切り替え工事までJRの線路が敷かれていた。

 同社は「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、同エリアの開発に着手。2019年の品川駅改良工事で石積みの一部が発見された。2019年11月に山手線および京浜東北線の線路切り替え工事以降、レールなどの撤去に際して2020年7月に構造物の一部が見つかったという。

 同社は現在、港区教育委員会などと今後の対応を協議・調査しており、一般住民を対象に出土した築堤の見学会実施なども計画しているという。区教育委員会や鉄道博物館と連携し、鉄道の歴史や当時の土木技術について調査・研究を進める一方、築堤の一部を現地保存するほか、移築による公開展示、周辺地域一帯の歴史や地域文化を学べるプログラムの実施なども予定する。