「wine bar Quintet(ワインバー クインテット)」(品川区西五反田7、TEL 03-6420-0747)が西五反田エリアにオープンして1カ月がたった。
「wine bar Quintet(ワインバー クインテット)」の外観
店主はオーナーソムリエの渡部慶一郎さん。都内ダイニングでマネジャーとして勤務した経験から、ワインに関わる仕事に魅力を感じ、独立に踏み切ったという。
同店の場所は、新築ビル「Puit en Pierre(ピュイ エン ピエール) A棟」1階。全席に電源を設け、Wi-Fi利用可。店舗面積は19坪。席数はカウンターのみ10席。
店名の「Quintet(クインテット)」には、「Re」から始まる5つのフレーズ「リレーション(関係性)」「リトリートメント(再生)」「リフレッシュ(回復)」、「リラックス(くつろぎ)」、「リアシュランス(再確認)」の意味を込める。渡部さんは「スタートアップ企業が集まって変化し続ける五反田と、店のコンセプトが重なった」と話す。
ワインは常時100種類以上をそろえる。アメリカやニュージーランド、オーストラリアなど、ワイン生産の歴史が新しい「新世界(ニューワールド)」の銘柄をセレクトしているのが特徴。グラスは、ベネチアングラスの伝統技法を引き継いだ職人が手吹きで一つ一つ作り上げるオーストリア製の「Zalt(ザルト)」を使う。「ニューワールドのワインは、バラエティー豊かで親しみやすい印象。初めてZaltのグラスでワインを飲んだ際、そのおいしさに驚き、自分の店でぜひ使いたかった」と渡部さん。
メニューは、ボトルワインや日替わりで赤・白各3種類を目安に用意するグラスワイン(900円~)をそろえる。そのほかのドリンクは、ウイスキー(800円~)、「エビス生ビール」(800円)、コーヒー、紅茶(500円~)など。
フードメニューは、「赤身もも肉のビーフジャーキー」(1,000円)、イタリア産プロシュート(1,500円)、グリーンオリーブ(800円)、ミックスナッツ(600円)、スモークサーモン(1,400円)、チーズの4種盛り合わせ、「モッツァレラと季節フルーツのサラダ」(以上1,800円)を提供する。想定客単価は約4,000円。
渡部さんは「会社と家の往復の間にひと息つけるスペースを目指したい。ワインのなんとなく堅苦しいイメージを壊して、もっと気軽に楽しんでもらえたら」とほほ笑む。
現在は短縮営業で、平日は15時~20時(土曜は11時~、日曜・祝日は13時から)。水曜定休。新型コロナウイルス感染症対策として、入店時に検温と消毒を行い、店員はマスクを着用する。