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白金高輪に「バスクバル HIKIXOU」 朝メニューも用意、「ひき肉少年」業態変更で

バスクの白ワイン「チャコリ」を高い位置から注ぐ「エスカンシア」の様子

バスクの白ワイン「チャコリ」を高い位置から注ぐ「エスカンシア」の様子

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 「バスクバルHIKIXOU(ヒキショー)」(港区白金1、TEL 03-5420-1929)が4月1日、白金高輪にリニューアルオープンした。

「バスクバルHIKIXOU」の料理

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 ひき肉ライスの店「ひき肉少年」を業態変更した同店。スペインとフランスにまたがるバスク地方のバル文化をコンセプトに掲げる。

 代表の戸谷尚弘さんは、バスク地方でシェフパティシエとして修行した経験を持つ。リニューアル経緯について、「バスクのバル文化を朝から夜まで楽しめる店を始めたかった。修業時代にバスクの魅力に取りつかれて以来、白金高輪でバスクの魅力を発信しようと、パティスリー『メゾン・ダーニ』、バスクチーズケーキ専門店『GAZTA(ガスタ)』をオープンしてきた。今回はその3店目」と話す。

 外観の店名看板下には、前店の思いを受け継ぐため「ひき肉少年」のロゴ跡をそのまま残したという。店内には、戸谷さんがバスク時代に現地で気に入ったアーティストPatrick Cossu(パトリック・コシュ)の絵画を飾る。店舗面積は5坪、席数はカウンター7席、テーブル2席。店内は禁煙。

 「朝バル」メニューとして、トルティージャ(680円)、サラダ(580円)、クロワッサン(350円)、バタートースト(300円)、「一口アショア」(580円)などを提供する。マネジャーの竹内良輔さんは「トルティージャは、日本でいう卵焼きの中にポテトが入った本場バスクバルの定番料理。当店では、ニンニクマヨネーズやバスク産唐辛子でアクセントを入れている」と話す。

 ランチメニューには、バスクの郷土料理「アショア」(1,380円)を用意する。「もともと『ひき肉少年』の看板メニュー『ひき肉ライス』は、アショアからインスパイアされた料理。リニューアル後はより本格的な味わいを追求した」と戸谷さん。

 ディナーメニューは「ジャンボンドバイヨンヌ(バスク産生ハム)」(1,350円)、「バスク風パテ」(1,400円)、トルティージャ(800円)、「真鱈のクロケッタ」(860円)、「NZ産スプリングラム 背肉のグリル」(2,860円)、「国産牛ほほ肉の煮込み 赤ワインソース」(2,200円)などを提供する。料理長の宮﨑恵太さんは「スプリングラムは生後1年未満の春に生まれた仔羊で、肉質がきめ細かく、しっとりした食感。癖が少なく食べやすい」と話す。

 ドリンクメニューは、バスクの発泡白ワイン「チャコリ」(グラス=900円、ボトル=5,000円)をはじめ、ワイン約20種類、生ビール(800円)、グラスワイン(白・赤、各900円~)、スペインビール(1,050円~)、コーラ(500円)、スペイン産オレンジジュース(750円)、コーヒー(500円)、カフェラテ(750円)などをそろえる。「チャコリは、高い位置からグラスに注ぐエスカンシアという方法で提供する。こうすることで空気が含まれ、すっきりとした飲み口になる」と竹内さん。

 そのほか、「メゾン・ダーニ」(白金1)で提供している「ガトーバスク」、「ガトーバスク ア ラ クレーム」「ガトーバスク オウ ショコラ」(以上500円)、「GAZTA」(同)の看板メニュー「バスクチーズケーキ」(650円)なども注文でき、両店で購入した商品の持ち込み可。想定客単価は、朝・昼=1,000円~3,000円、夜=4,000円~6,000円前後。

 「バスクのすてきな文化を、ぜひここ白金で体験してもらえれば。堅いルールは取っ払い、ふらっと立ち寄れる雰囲気を作りたい」と戸谷さん。「おいしい料理やお酒で、お客さんに笑顔になってもらえるのが何よりうれしい。ランチ、ディナーはもちろん、朝バルで一日の活力を満たして」と来店を呼び掛ける。

 通常営業時間は8時~16時、17時~22時30分。火曜定休。営業時間は変更の可能性あり。新型コロナウイルス感染症の対策として、アルコール消毒液の設置やスタッフのマスク着用、こまめな換気や消毒を行う。来店客へ飲食時以外のマスク着用をお願いする。

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