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田町・バンダイナムコ子会社に「未来研スタジオ」 xR技術でオンライン発信力を強化

左からSUGIZOさん、金澤朋子さん、宮河社長、ヒャダインさん

左からSUGIZOさん、金澤朋子さん、宮河社長、ヒャダインさん

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 配信・収録スタジオ「MIRAIKEN studio(未来研スタジオ)」が5月26日、田町駅芝浦口のバンダイナムコエンターテインメント(港区芝5)4階「バンダイナムコ未来研究所」内にオープンした。

「ガンダム」をバックに演奏するSUGIZOさん(写真提供=バンダイナムコエンターテインメント)

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 同社の配信・収録用に、「A studio」と「B studio」を常設。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などの総称である「xR(エックスアール)」技術や、リアルタイムモーションキャプチャー(人やモノの動きをデジタルデータにする技術)を活用する。

 A studioは、床と壁3面にLEDを使うステージを設ける。各壁面には、横5.5メートル、縦3メートルの巨大ディスプレーを使い、4K対応の高精細2.6ミリピッチLEDを活用した映像を演出する。床面積は107平方メートル。

 B studioは、モーションキャプチャー撮影やスチール撮影、ラジオ収録などに利用する。モーションキャプチャーの撮影時は、アクターの動きをリアルタイムでA studioのキャラクターに反映し、出演者とキャラクターがコミュニケーションする様子を演出できるという。面積は約72平方メートル。

 設立の経緯について、バンダイナムコエンターテインメントの宮河恭夫(やすお)社長は「コロナ禍をきっかけに、エンターテインメントの重要性やIP(知的財産)を通して生まれるコミュニティーの力を再確認した。オンラインエンターテインメントの発信力を強化していくため」と話す。

 同日は、オープニングセレモニーを開催し、その様子をユーチューブでライブ配信した。

 第1部では、同社のゲームキャラクター「パックマン」の映像を背景に、ダンサーのKITE(カイト)さんやMADOKA(マドカ)さんがダンスパフォーマンスを披露。宇宙の4K映像やロボットアニメのキャラクター「ガンダム」を背景に、ミュージシャンのSUGIZO(スギゾー)さんが演奏を行った。さらに、AR技術を使って、ゲーム「アイドルマスター」シリーズのキャラクター「天海春香(あまみはるか)」や音楽クリエーターのヒャダインさん、アイドルグループ「Juice=Juice(ジュースジュース)」メンバーの金澤朋子さんが一つの空間で共演する場面も。

 第2部のトークセッションでは、宮河社長とSUGIZOさん、ヒャダインさん、金澤さんが登壇。第1部のパフォーマンスについて感想を求められたSUGIZOさんは「ガンダムフェチなので、一緒に演奏できてうれしかった」と笑顔を見せた。同スタジオへの期待について、ヒャダインさんは「可能性は無限大。アーティストの夢やアイデアを実現してほしい」と話した。

 今後の展望について、宮河社長は「MIRAIKEN studioはおもちゃ箱のような存在。さまざまなアイデアで次世代のエンターテインメントを創造し、どんどん発信していく」と意気込む。

 今後の予定として、5月27日には「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS NEXT LIVE(アイドルマスターシンデレラガールズ ネクストライブ)発表会」を同社のオンラインイベントサービス「ASOBISTAGE(アソビステージ)」とユーチューブで配信する。5月28日には「アソビストアpresents電音部ベストアルバム発売記念オンラインDJイベント」をASOBISTAGEで配信予定。

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