「SUMMER TRAIN FESTIVAL(サマートレインフェスティバル)」が現在、アトレ大井町(品川区大井1、TEL 03-5709-7777)3階セントラルガーデンで始まっている。東京総合車両センター(品川区広町2)とTRAINIART(トレニアート、渋谷区)が協力する。
プラレールを使った展示。奥にある灰色の模型がアトレ大井町(写真提供=アトレ大井町)
イベント会場では、プラレールの車両を100台以上使った鉄道模型を展示し、東京の街並みやJR大井町駅周辺を再現した。サイズは縦3 メートルと横3.6 メートル。実物の約200分の1サイズのE235系の模型もディスプレーする。
企画の経緯について、アトレ大井町店営業課の堂ヶ平航介さんは「大井町駅は複数の鉄道が通っており、鉄道車両基地・車両工場を備える東京総合車両センターがある。身近な『電車』をテーマに決め、同センターとTRAINIARTへ5 月上旬に声をかけた」と話す。「コロナ禍で厳しい状況が続いている中、支えてくださったお客さまへ恩返ししたいと考えた」とも。
12日から14日までは、TRAINIARTが約15種類の鉄道デザイングッズを販売する。今回のイベントをきっかけに東京総合車両センターと初コラボした「東京総合車両センター クリアファイル」(330円)、「東京総合車両センター カードケース」(880円)も並ぶ。
15日には、実際に使われていた鉄道の車両部品のオークションを、入札額を投票する形式で実施する。参加は事前予約制で7月19 日から募集を開始し、23 日には定員の50人に達した。オークションの商品情報は当日まで非公開。
「鉄道模型は、家族連れを中心に写真撮影や話の種になっているようだ。大人も模型を興味深そうに眺めていて、老若男女が楽めるコンテンツになったのでは」と堂ヶ平さん。「オークションの出品物が何かは、私も知らないので楽しみ。夏の思い出を作りに、ぜひアトレ大井町に来てほしい」と呼び掛ける。
開催は15日まで。会場ではアルコール消毒液を設置するほか、原則マスク着用を促し、ソーシャルディスタンスの保持、大声での会話を控えるよう POP を掲示する。