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京急の歌う電車「ドレミファインバータ」引退イベント 「新1000形」が品川駅を出発

発車前の新1000形

発車前の新1000形

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 京浜急行電鉄(神奈川県)は7月18日、今年夏の運行終了を予定している通称「ドレミファインバータ」最後の1編成に乗車する特別イベント「ありがとうドレミファインバータ♪」を実施した。

品川駅を出発した新1000形

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 「ドレミファインバータ」は、製造元の海外機器メーカーがモーターを制御するインバータの振動ノイズ(磁励音)をドレミの音階に聞こえるよう調整した車両で、「歌う電車」として長年ファンの間で親しまれてきた。2008(平成20)年以降の車両更新によって次第に数を減らし、現在は「新1000形」1編成のみが京急大師線を除く京急全線で運行している。

 イベントの参加者は、京急百貨店のカルチャースクール「COTONOWA(コトノワ)」会員170人と「さよならドレミファインバータ♪記念乗車券」購入者のうち抽選で招待された30人の計200人。京急電鉄運輸営業部の飯島学さんは「申し込み開始から数分で完売した」と話す。

 9時4分に特別貸切イベント列車『ありがとうドレミファインバータ♪』が参加者を乗せて京急品川駅(港区高輪3)を出発した。

 同列車は「ドレミファ」に関する歴史や豆知識を紹介しながら運行し、10時に京急の車両工場・久里浜工場(神奈川県)に到着する予定。工場内には京急にちなんだクイズボードが設置され、乗客は3つのグループに分かれて、車内外でインバータの音を楽しむ鑑賞会や車両の撮影会を行う。

 出発前の京急品川駅には、イベント参加者のほか撮影のために多くの人が集まった。ホームで記念撮影をしていた参加者の三上麻衣子さん・優誠さん親子は「通勤・通学でも使っていた思い出深い車両。最後のお別れにきた」と話す。乗車前に車両を撮影していた松本章太郎さんは「幼稚園の遠足の時に、このドレミファインバータの音を初めて聞いた。電車が歌うのが衝撃的で、京急を好きになったきっかけの車両でもある。お別れは寂しいけれど、イベントに参加できてうれしい」と笑顔を見せる。

 京急電鉄運輸営業部の飯島学さんは、「運行終了の発表後、ファンの方からは『両親とドレミファインバータの音について語った思い出があり,運行終了は寂しい』といった声などが寄せられた。車両デザインだけでなく音にまで愛着を感じてもらえるのはありがたいこと。同車両のファンは、お客さまだけでなく社員にも多い。今夏のラストランもあたたかく見送ってほしい」と話す。

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