「目黒川みんなのイルミネーション2021」が12月10日、品川区立五反田ふれあい水辺広場 (品川区東五反田2)と目黒川沿道で始まった。主催は目黒川みんなのイルミネーション実行委員会と品川区。
大崎エリアの地元企業など25団体が協賛するプロジェクト。同イベントは2010(平成22)年の初開催以降、五反田・大崎エリアを流れる目黒川両岸の桜並木にイルミネーションを装飾してきた。廃食油の「回収・再生・利用」をテーマに、家庭から出た油をバイオディーゼル燃料にリサイクルした再生エネルギーを使ってイルミネーションを点灯する。
目黒川のライトアップ実施は2年ぶり。2020年度は新型コロナウイルスの感染状況を考慮してライトアップを中止し、「冬の桜」に見立てた手作りライトの撮影写真をインターネット上で集める自宅参加型企画を行った。今年はコロナ禍の状況により開催判断を1カ月後ろ倒し、点灯時期も例年より遅れて12月からとなった。
LED電球35万2000個を使い、目黒川沿いの木々をライトアップする。両岸の総距離は約2.2キロメートル。「ゲートシティ大崎」(大崎1)や「パークタワーグランスカイ」(東五反田2)など近隣の商業施設や住宅、飲食店12カ所から廃食油を回収し、発電に利用する。
事務局の満留彩さんは「10年以上続けてきた催しを途絶えさせたくないという町内会や協賛企業の声によって開催できた。応援・協力してくださる皆さんに感謝したい。お散歩やジョギング、帰宅途中に楽しんでもらえたら」と話す。
点灯時間は17時~22時。2月6日までを予定する。