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「大崎コミックシェルター」が2年ぶりに駅前開催へ 規模縮小、休憩利用に

2019年開催時、声優の山口勝平さん(中央)、中谷一博さん(左)、林りんこさん(提供=大崎コミックシェルター実行委員会)

2019年開催時、声優の山口勝平さん(中央)、中谷一博さん(左)、林りんこさん(提供=大崎コミックシェルター実行委員会)

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 「大崎コミックシェルター 2021冬」が12月30日・31日、JR・りんかい線大崎駅南口出口付近の特設テントで始まる。主催は大崎コミックシェルター実行委員会と大崎駅西口商店会新規事業室(品川区)。

2019年開催時の様子、大崎一番太郎(提供=大崎コミックシェルター実行委員会)

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 2012(平成24)年から開催している同イベント。大崎西口商店街のマスコットキャラクター、大崎一番太郎の提案で始まったという。東京ビッグサイトで開かれる「コミックマーケット(コミケ)」の開催に合わせて、りんかい線からJRに乗り継いでも料金が変わらない大崎エリアをアピールしたいとする。

 2020年春には、新型コロナウイルス感染症の影響でコミケが延期されたことから、ユーチューブによる配信開催に切り替えた。過去3回にわたり、同人誌レビューやECサイトの紹介、屋上カメラの映像を使う「大崎風景垂れ流し放送」などの企画を実施してきた。

 今回は2年ぶりに駅前エリアで開催する。実行委員の綱島竜太さんは「コミケ帰りの人を積極的に誘致するのではなく、混み合う電車を避けて休憩できる場にしたい」と話す。

 両日は、駅前の特設テントに休憩スペースを設け、温かいほうじ茶を振る舞うほか、過去のイベントグッズや大崎一番太郎の声優を務める山口勝平さんのオリジナルグッズなどを販売する。開催期間中は山口さんが現地に登場する。

 「駅前徒歩2秒の同人誌即売会」では、評論などの情報系同人誌を販売。「おもしろ同人誌バザール」が企画に協力する。例年より規模を縮小し、出店数は、1日目=約50サークル、2日目=約20サークルを予定する。

 イベント期間中はJR大崎駅構内放送のジャック企画を実施する。山口勝平さんをはじめ、声優の中谷一博さん、林りんこさん、地方創生バーチャルタレントグループ「VRegion(ぶいりーじょん)」のメンバーらが声で出演する。

 「コロナ禍によるオンラインイベントを手探り状態で進めてきたが、自分たちが配信技術を習熟できたり、ファンに喜んでもらえたりしたのはよかった。ただ、広く大崎の活性化を考えると、イベントのあかりを消さないように会場開催も続けていきたい」と綱島さん。「大崎のファンになってくれた人とのつながりを絶やさないこと、新しい試みの場を持ち続けることが、地域にとって大切だと考えている。屋外なので、換気は最強」とも。

 イベントを考案した大崎一番太郎は、「リアルイベントができなかった2年分のうっぷんが溜まっているから、何が起こるか分からないコミシェル! 炎上したらごめんね!!」と意気込む。

 開催時間は12時~17時。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、会場にはアルコール消毒台を設置し、スタッフはマスクを着用する。体調の悪い人は来場を控えるよう呼び掛ける。

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