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武蔵小山商店街に「サードバーガー」 品川区初出店、セントラルキッチンで品質を安定

「サードバーガー 武蔵小山店」外観

「サードバーガー 武蔵小山店」外観

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 ハンバーガー店「the 3rd Burger(サードバーガー)武蔵小山店」(品川区荏原3、TEL 03-6426-6857)が12月12日、武蔵小山商店街パルムにオープンした。経営は鶏料理居酒屋「てけてけ」などを手掛けるユナイテッド&コレクティブ(港区)。

「自家製レモネード」(左)、「アボカドわさびバーガー」(右)

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 サードバーガーは2012(平成24)年、青山骨董通りに1号店を出店。現在は都内を中心に14店舗を展開している。パンや肉に保存料や防腐剤、着色料を使わないのが特徴。

 武蔵小山店の場所は酒販店「信濃屋」隣。居酒屋「満マル」跡を全面改装した。店舗面積は約43坪。席数は58席。

 同社管理本部長の畑中俊哉さんは「主力の『てけてけ』がコロナ禍で打撃を受けたが、『the 3rd Burger』は成長事業だった。これまでは一等地に出店し、ハンバーガー店としては高級路線を突き進んでいたが、生活スタイルの変化に合わせて住宅に近いエリアに出店したところ、利用客から根強い支持があった。武蔵小山商店街は縦や横に道が広がっていて、端から端まで回遊する人が多く、駅の近くではなくても来店が見込める」と話す。

 看板メニューは、「the 3rd Burger」、「アボカドわさびバーガー」、期間限定の「自家製ホワイトソースの木の子バーガー」(以上590円)、「自家製レモネード」(S=240円、M=300円、L=340円)。

 フードメニューは、「トマトバジルバーガー」(390円)、「テリヤキバーガー」(430円)、「チキンナゲット(5個)」(280円)、「ポテト」(S=210円、M=270円、L=320円)、「あん&カスタード」(270円)などを用意する。17時からはハンバーガーセットにプラス100円で「チキンシンプルバーガー」の追加も。

 ドリンクメニューは、期間限定の「ホットスムージー(さつまいも・トマト&パプリカ)」(以上500円)。「アサヒスーパードライ」、「角ハイボール」(S=290円、M=350円、L=390円)などのアルコールもそろえる。想定客単価は850円。会計はセルフレジで支払う。現金やクレジット、QRコード、交通系ICカードに対応する。

 同社では、コロナ禍でのハンバーガー業態の人気の高まりを受け、大量出店を目指してセントラルキッチンを設立。店舗での調理コストの削減を図るため、パティとバンズの製造を一拠点に集中させたという。

 「今まではパティの脂身と赤身の配合などが調整できず、大量に作ると余剰が発生してしまった。そこでセントラルキッチンを導入し、肉の配合を最適化したことで品質が安定した。また、バンズも粉から作ることでコストダウンできたので、より満腹感を味わえるよう1.3倍の大きさに改良。結果的に、商品価格の値下げも実現できた」と畑中さん。「今後は出店数を増やし、居酒屋業態と並ぶくらいの事業にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は8時~23時。新型コロナウイルス感染症対策として、店内の換気、アルコールによる拭き取りを行うほか、各席にパーティションを設置し、店員はマスクを着用する。

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