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武蔵小山にフルーツサワー専門店「東京サワーリウム」 ノンアルコール対応も

店主の山口剛史さん(右)とスタッフ

店主の山口剛史さん(右)とスタッフ

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 フルーツサワー専門店「東京サワーリウム」(品川区小山3)が武蔵小山駅前のパークシティ武蔵小山ザ・モールに1階にオープンして1カ月がたった。

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 「アジア貿易」跡を改装して利用する。店名は「サワー」と「アクアリウム」の造語で、店内はネオンカラーの照明と表面にドライフルーツを貼った苔(こけ)玉を飾り、「水族館」を意識したという。店舗面積は6.5坪。席数は8席ほか、8人分の立ち飲みスペースを設ける。

 店主の山口剛史さんは大阪府出身。元食品バイヤーで、12年前に転勤で武蔵小山に住み始めたという。同エリアでの出店について、山口さんは「町の雰囲気に引かれ、いつか店を開きたいと思っていた。果物がサワーに浮かぶ様子を水族館のように楽しんでもらえたら」と話す。

 近隣には「ハイサワー」を販売する博水社(目黒区)の本社があり、同社は武蔵小山・西小山エリアを「ハイサワー特区」に指定し、サワー販売店を応援している。山口さんは「サワー発祥の地ということもあり、生搾りフルーツサワー専門店の開業を思いついた」と振り返る。

 ドリンクメニューに使う果物は、大田市場(大田区)の仲卸業者と武蔵小山のフルーツ店「フレッシュひろき」(荏原3)から仕入れ、店内で搾る。サワーは、レモン、リンゴ、甘夏、グレープフルーツ(以上600円)やスイカ、トマト、パイナップル、キウイ(以上700円)、モモ(800円)などをそろえる。サワーはノンアルコールに変更可。ソフトドリンクは、「バナナジュース」や「パイナップルスムージー」、「はちみつレモンソーダ」(以上500円)もある。

 フードメニューは、「ミックスナッツ」と「生ハム」、「人参ラぺ」、「大根とカブのマリネ」(以上400円)などを用意する。

 今後の展望について、山口さんは「フードメニューを充実させたい。酒類が出せない期間はフルーツジュースのみの提供になってしまうが、その分ファミリー層の来店を期待したい」と話し、「シロップで作るサワーとは違う『生搾り』のおいしさを体感してほしい。当店のフルーツサワーを通して、この町の昔懐かしい部分と新しい部分を感じてもらうことで、武蔵小山を盛り上げていきたい」と意気込む。

 営業時間は15時~22時。緊急事態宣言中の営業時間は土曜・日曜の14時~20時とし、アルコールの提供を取りやめる。新型コロナウイルス感染症の対策として、アルコール消毒、マスクの常時着用、店内換気などを行う。

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