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荏原町にダイニングバル「BLUE」 中延から移転、持ち帰り「ピンデリ」業態を新設

「Dinning Bal BLUE」外観

「Dinning Bal BLUE」外観

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 「Dinning Bal BLUE(ダイニングバル ブルー)」(品川区中延5、TEL 03-6426-9026)が2021年12月19日、荏原町駅近くの立会川緑道沿いにリニューアルオープンした。

「ポテトサラダ ケーキ仕立て」

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 同店は2018(平成30)年、中延商店街「なかのぶスキップロード」内に開店。2021年4月に店主の出身地である荏原町に移転したが、緊急事態宣言などの影響から、オープンから10日ほどで休業期間に入ったという。昨年夏はUberEatsのみ対応し、10月から店内営業を再開。11月からはリニューアル工事のため再び休業していた。

 今回のリニューアルでは、ピンチョスやデリなど総菜をテークアウト販売する同店の造語「PIN DELI(ピンデリ)」業態の販売口を店頭に併設した。店舗面積は8坪。席数は、カウンター=6席、テーブル=6席。

 店主の飯高幸子さんは「コロナ禍で営業がままならない期間にステップアップしたい」と、食生活アドバイザーの資格を取得。「30年ほど飲食業界に関わっているが、今回ほど飲食店や食事のあり方を考えたことはない。お客さまの生活スタイルそのものが変化している。個人店は価格面ではチェーン店になかなかかなわない分、外食で不足しがちな野菜がしっかり摂(と)れる料理を提供するなど、健康に寄与する意義を感じている」と話す。

 「ピンデリ」業態のテークアウトメニューは、紫イモやミニトマトを使い三角形に仕上げる「ポテトサラダ ケーキ仕立て」、「気まぐれシーザーサラダ」、「本日のスープ」など。日替わりでサラダや生春巻き、丼(以上、350円)なども提供する。

 店内の日替わりメニューは、「ラム(子羊)の赤ワイン煮込み」(750円)、バケット付きの「本日のアヒージョ」(850円)、「牛すじと大根の塩煮込み」(550円)、「旬の野菜のマリネ」(350円)などを提供する。

 グランドメニューは、一人客でも食べやすいよう小サイズも用意。「やわらかスペアリブ」(1本=650円、2本=1,250円)、「たっぷり野菜の生春巻き」(550円)、「BLUE名物 〆のハヤシライス」(小=650円、大=950円)、「生ハム盛り」(小=550円、大=950円)などをそろえる。

 ドリンクメニューは、3種類のハーフサイズワインの組み合わせを選べる「テイスティングセット」(1,300円)ほか、ワイン(グラス=500円~、ボトル=2,500円~)、「キリンラガー」(500円)など小瓶ビール5種、ウイスキー(500円~)、カクテル(650円~)などを用意する。

 「UberEatsはお客さまと顔を合わせないが、いつも注文をくださる方がいると『気に入ってもらえたのかな』とうれしくなる。さまざまな事情で外食ができない人も視野に入れていきたい」と飯高さん。「生まれ育った荏原町で店を続けることで、商店街全体の盛り上がりにつながるよう頑張りたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~23時。火曜・水曜定休。ピンデリは金曜・土曜・日曜のみ=12時~18時(売り切れ次第終了)。新型コロナウイルス感染症の対策として、入り口に消毒液を設置し、カウンターをパーティションで区切る。

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