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戸越銀座に「伝説のすた丼屋」 持ち帰り専門、品川エリアに再出店

店長の小島裕一朗さん(右)とスタッフ

店長の小島裕一朗さん(右)とスタッフ

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 持ち帰り専門店「伝説のすた丼屋 戸越銀座店」(品川区平塚2、TEL 03-6426-8077)が戸越銀座駅近くにオープンして2カ月がたった。運営はアントワークス(杉並区)。

イートイン席

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 同ブランドの看板商品「すた丼」の発祥は、1971(昭和46)年に「サッポロラーメン 国立本店」(国立市)の創業者が作った丼メニュー。「若者に安くてうまいものを腹いっぱい食べさせてやりたい」という思いから、従業員のまかないとして考案されたという。

 常連客の間でまかないのうまさがうわさで広まったことから2004(平成16)年、早稲田で「伝説のすた丼屋」を開店。現在は国内外に115店舗を展開する。持ち帰り専門の業態は2021年12月に青戸店(葛飾区)から始まり、11店舗を運営する。

 2020年までは京急品川駅高架下の「品達品川」にも店舗があったが、駅の改良工事による閉館とともに閉店。同社営業戦略部の井上雅高さんは、「品川エリアに再出店を希望する声が多かった。出すのであれば持ち帰り専門店と決め、デリバリー需要が高い戸越銀座エリアで物件を探した」と話す。「同エリアは常ににぎわう立地。テークアウトの需要は高いと判断した」とも。

 戸越銀座店の店舗面積は、1階と地下1階で計22坪。1階にはイートイン4席を設置し、地下には冷蔵庫を備え事務所を構える。

 看板メニューは、油通しした豚バラ肉を「秘伝」のニンニクしょうゆだれで炒めた「すた丼弁当」(ミニ=590円、並=690円、飯増し=820円、肉増し=890円、肉飯増し=1,020円)。「すたみな唐揚げ」(3個=280円、6個=480円、9個=680円)や、牛カルビとホルモンを濃いめの豚骨しょうゆだれで炒めたという季節限定商品「無双とんこつ牛ホルすた丼弁当」(990円)なども提供する。

 注文は、店内の券売機のほか、電話や公式ホームページのモバイルオーダーを使ってもらう。デリバリーにも対応する。

 客単価は、テークアウトで850円、デリバリー1,300円(以上税別)を想定。土曜・日曜の客数は約400人で、テークアウト25%、テリバリー75%の比率で利用があるという。

 「長年愛された品川の地に戻って来られてうれしい。ガッツリ食べたいときや スタミナを付けたいときは、ぜひ利用してほしい」と井上さん。「持ち帰り専門店の強みは、費用・工期などが通常店舗より圧縮でき、容易に出店できること。今後は近隣の未出店エリアにも進めたい」と意気込む。

 営業時間は11時~22時。

 新型コロナウイルス感染症対策として、従業員の検温などの体調観察・管理をする。定期的な手洗いを実施し、会計には電子マネーやバーコード決済など接触を伴わない方法を推奨する。

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