食べる

白金に「カンズキッチン 白金バーガー」 クラウドキッチン利用で再出発

店主の小林幹さん(写真提供=カンズキッチン)

店主の小林幹さん(写真提供=カンズキッチン)

  • 48

  •  

 「Kan's Kitchen SHIROKANE BURGER(カンズキッチン 白金バーガー)」(港区白金3、TEL 070-7588-1818)が白金エリアにオープンして1カ月がたった。

プラチナキッチンの外観(写真提供=カンズキッチン)

[広告]

 デリバリーを中心に飲食店を始められるクラウドキッチン「プラチナキッチン」内に構える。キッチンスペースは2.5坪。共用のイートインスペースが約4坪で、席数はカウンター5席。

 店主の小林幹さんは、イタリア料理歴15年。「Kan's Kitchen」として目黒区などでバーガーショップを展開し、2019年には「TVチャンピオン~極~」の高カロリー対決「デブ飯王」で優勝し、令和初代チャンピオンになった経歴を持つ。

 出店について、「2020年7月に渋谷区にあった店を閉めた後は、コロナ禍で飲食をやるタイミングではないと思っていた。知り合いから誘いを受けたのが、重い腰を上げたきっかけ」と話す。「役者もしていて、差し入れやケータリングを作る機会があり、食事を作る場所が欲しかった。店舗を持つと開店準備や維持にお金がかかるので、スモールスタートできる場所を探していた」とも。

 ハンバーガーは、北海道産の小麦2種類をブレンドして作ったバンズと、国産牛150グラムを豚の網脂(あみあぶら)で巻いて肉汁を閉じ込めたパテを使う。

 メニューは「白金バーガー」(1,800円)、「チーズアボカドパインバーガー」(2,500円)、「肉肉チーズバーガー」(2,800円)など。テークアウトでは、火を通した肉やベーコンなどを耐熱シートで包み、家で温めてサンドイッチのように挟んで食べられるテークアウトボックスを準備する。

 ドリンクは、コーラ、ジンジャエール(以上500円)、黒ウーロン茶(600円)など。アルコール類は、瓶ビール(700円)、焼酎(金宮、黒霧島)、ハイボール(以上500円)を提供する(価格は全て税別)。

 客層は20歳から60歳以上まで幅広い。客単価は2,000円~。イートイン、テークアウトの支払いは現金のみで、今後はカード決済などキャッシュレスにも対応する予定。

 「前に営業していた店ではパテを工場で作ってもらっていたが、規模を縮小したため自分でこねることにした。大きめの粗びきでゴロゴロした食感。肉っぽさを大切にした」と小林さん。「ハンバーガーは素材重視でバランスを追求し、大豆油を使って胃もたれしにくいように仕上げた。ハンバーガーが苦手な子どもが完食してくれたこともある。ファストフードのイメージが強いけれど、食事として捉えてもらえたら」とほほ笑む。

 「メニュー表には載せていないが、イートインではテレビ番組で紹介した料理も提供する。『あの番組の料理が食べたい』と声を掛けてもらえれば。お客さんに喜んでもらえるようなサービスをしていきたい」とも。

 営業時間は12時~23時。まん延防止等重点措置期間中は21時まで。イートインスペースは20時まで利用できる。ウーバーイーツなどのデリバリーは翌1時まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース