武蔵小山緑道公園近くに「カレー サファリ」（品川区小山4、TEL 080-4896-0039）が移転オープンして3カ月がたつ。

「カレー サファリ」外観

　同店は2020年、富ヶ谷エリアにオープン。店長の竹田純一さんは大井町出身で、洋食店でシェフを務めた経歴を持つ。出店のきっかけについて、「カレーが好きで、いろいろな店のカレーを食べ歩いた末に、自分にとってベストな味のオリジナルカレーを作りたくなった」と竹田さん。

　店名は特撮テレビドラマのスーパー戦隊シリーズ「太陽戦隊サンバルカン」に登場する「スナック サファリ」に由来する。「登場人物のイエローがこの店のカレーを食べて、元気に戦っていたのが強く印象に残っている。うちのカレーも食べると元気が出る存在になれたら」（竹田さん）

　移転の経緯については、「富ヶ谷の物件は約20席でスタッフもいたが、調理から接客まで1人でやりたいという思いがあり、規模を縮小した。武蔵小山は昔住んでいてなじみがある場所」と話す。

　店舗面積は約4坪。席数はカウンター7席。スナック跡を全面改装した店内はタイルやモロッコランプを使うほか、店名にちなんで動物のフィギュアなどを置き、カラフルでかわいい雰囲気を演出したという。

　看板メニューのカレーは豚骨やエビの頭からだしを取る。メニューは週替わりで、「チキンカレー」（1,000円）や「ポークキーマカレー」（1,100円）、「エビカレー」、春季限定の「ホタルイカカレー」（以上1,200円）などを提供する。あいがけ（2種＝1,300円、3種＝1,500円）も。

　トッピングは、ゆで卵やパクチー、パルメジャーノ（以上100円）を用意し、ご飯は大盛り（200円増し）にできる。

　ドリンクメニューは、エスプレッソ（300円）やコーヒー（400円）、カフェラテ、コーラ、自家製ラッシー（以上500円、ラッシーはランチタイムのみ100円）、ビール（ライオンスタウト＝600円、ブルックリンラガー＝700円）。

　「1人の店なのでお待たせしてしまうこともあるかもしれないが、その分、お客さんとコミュニケーションを大切にしたい。メニューの要望などがあれば、できるだけ応じる」と竹田さん。「地元に密着して、長く続けられるように頑張っていく。予約しないと入れないような名店を目指したい」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時30分～15時、17時30分～20時。新型コロナウイルス感染症の対策として、店内を換気するほか、各席にアクリル板、入り口に消毒液を設置し、スタッフはマスクを着用する。テークアウトやUber Eatsにも対応する（あいがけを除く）。