西小山の新ゆるキャラの名前が3月12日、東急目黒線西小山駅前で行われた「西恋山イルミネーションイベント」会場の一般投票で「にこらちゃん」に決定した。主催は、西小山弁天通り睦会、西小山東栄会パテオ。
投票参加者に先着で進呈した「にこらちゃん」チョコレート(左)とサンプルで製作したクッキー
同企画は、冬季イルミネーションイベント「西恋山イルミネーション」などに携わる団体「にしこ屋さん」の藤本佳子さんらを中心に始動。2021年10月に開催された「にしこやまつり」でキャラクターデザインが初公開された。
「にこらちゃん」は、長い耳と羽を持ちハートを抱えたキャラクター。中延・昭和通り商店会(中延2)のゆるキャラ「しょうちゃん」などを手掛けた深澤ユリコさんがデザインした。深澤さんは「子どもでも描きやすく、シンプルで広く親しんでもらえるデザインを心がけた。色は決まっていないので、塗り絵などで自由に色をつけたり、地域のイベントに合わせたりしてもらえたら」と話す。
今年2月には協力店の店頭とインスタグラムで名前案を募り、約120通が集まったという。投票総数は327票。審査を通過した17候補について、3月12日に駅前で「お名前コンテスト」一般投票を行った。
グランプリに選ばれた「にこらちゃん」は、得票数63票。命名したのは近隣に住む7歳の小学生・入田深月さんで、昨秋のキャラクターお披露目時から名前を考えていたという。命名について入田さんは「『にこ』はニコニコ笑っているイメージ、『ら』をつけたのはかわいいから」と話す。
「商店街賞」には2票差で得票数2位の「にこやん」が、「しながわ観光協会賞」は「ニマルちゃん」が、デザイナーの深澤さんによる「アーティスト賞」は「ニコヤーン」が、それぞれ選ばれた。受賞者には地域の名品詰め合わせや深澤さんのオリジナルグッズなどを進呈した。
「集まった120の名前案にはかぶりがなく、それぞれの発想に驚いた」と藤本さん。「今後は西小山にこま通り商店街公認キャラクター『にこまちゃん』ともコラボできたらうれしい。一緒に地域を盛り上げていきたい」と話す。