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荏原中延に肉まん専門店「目黒五十番」 現役長唄三味線奏者がスタッフに

「目黒五十番 荏原中延店」外観

「目黒五十番 荏原中延店」外観

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 肉まん専門店「目黒五十番 荏原中延店」(品川区中延2、TEL 03-3783-8255)が東急池上線荏原中延駅近くにオープンして1カ月がたった。

「目黒五十番 荏原中延店」の肉まん

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 1987(昭和62)年に開店した「目黒五十番」(目黒区)の支店となる同店。場所は、八丁堀に移転した貝焼き料理店「大徳 荏原中延店」跡。店舗面積は10坪。テイクアウト専門で販売する。

 販売スタッフで長唄三味線奏者の皆川康さんが「大徳」店主の友人だったことから出店した。コロナ禍で歌舞伎公演などへの出演機会が減り、2021年2月から「目黒五十番」の肉まんの販売を始めたという。

 皆川さんは「大徳の移転後のスペースを使って、自分ができることを考えた。実は、目黒五十番は親戚が経営する店。学生時代は神楽坂にあった店で肉まん作りを手伝っていた」と明かす。

 来店客の反応が良かったことから今年2月、正式に「目黒五十番」の支店としてオープンしたという。皆川さんは現在、本業の長唄三味線奏者と掛け持ちで勤務する。

 肉まんは、本店のメニューから約10種類をそろえる。メニューは、タケノコ、エビ、ギンナンなど7種類の具材を包んだ「五目肉まん」(661円)、豚の内モモ肉とキャベツを使った「特製肉まん」、シイタケとタケノコのうま煮で包んだ「椎茸肉まん」、ホタテ貝柱を入れた「貝柱肉まん」(以上530円)、「肉まん」「あんまん」(以上459円。プチ=316円)など。いずれも冷蔵品で、店頭では「肉まん」など一部商品をその場で食べられるよう温めて販売も行う。

 このほか、ちまき(1個=449円)、杏仁豆腐(396円)、シューマイ(1パック=661円)、冷凍の「小籠包(ショーロンポー)」(10個入り=1,101円)も用意する。

 商品について、皆川さんは「皮は粉から、具はかたまり肉をひくところから手間をかけて作るのがおいしさの秘けつ。目黒五十番のファンの方からは、近場に店ができてうれしいとの声をいただいている。中延エリアから目黒本店へは電車だとやや時間がかかるため、当店を便利に利用してもらえたら」と話す。

 営業時間は11時~18時。

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