ランニング・トレインランニング専門店「RUNPOYA(ランポヤ)」(品川区中延1、TEL 050-3695-4219)が荏原中延駅近くの中一商店会にオープンして2カ月がたった。
店主の若林翔太郎さんは元看護師で、学生時代は陸上競技の短距離選手。就職後、健康のため趣味でランニングを始め、友人との登山をきっかけにトレイルランニング(山道や林道などの長距離を走るスポーツ)に親しむようになったという。
開店経緯について、若林さんは「走りたくても、何から始めればいいのか、靴選びに失敗したりケガをしたりする人も多い。相談しつつ実物を見ながらランニング用品を購入できて、ランニングそのものに興味を持てる場を作りたい」と話す。
場所は「ヤクルト荏原センター」が入るサンパークビル1階奥。店舗面積は約20坪。ランニング用品の販売スペースほか、休憩スペースにはランニングに関する書籍を並べ、競技の開催情報などを紹介する。壁の塗りや陳列棚は若林さんがDIYで仕上げたという。
店内では、ランニング・トレイルランニング用のシューズ20種類以上やサンダル、Tシャツやハーフパンツなどのウェア、帽子、リュック、ベルト、スポーツ用マスクやドリンクボトルなどの小物類、携帯食などを販売する。靴はアメリカのシューズブランドALTRA(アルトラ)を中心にそろえる。
「長く使えるアイテムをそろえている。高価なものを無理に買う必要はないので、自分のランニング環境に合うものを選んでほしい。とはいえ、自分に何が必要か分からない場合があると思うので、気軽に相談いただければ」(若林さん)
同店では、希望者で一緒に地域を走るグループランニングを企画・実施している。夜の部は、毎週水曜の20時15分に店に集合し、林試の森公園を周回する。隔週日曜は、ランニングペースによって2部制にグループを分け(1部=6時から、2部=8時から)、中原街道を往復する。いずれも会話ができる程度のペースを保ち、参加者に合わせて6~13キロを60~90分かけて走る。雨天中止。参加無料。
今後は看護師の経験を生かし、専門家を招いて救急セミナーやけが予防の講座などを開催する予定だという。若林さんは「人と話すのが好き。フルマラソンを速く走るための店ではなく、ランニングに興味がある人や自分のペースで走り続けていきたい人を応援できる場にしたい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~20時(朝のグループランニング開催日は19時まで)。火曜定休。新型コロナウイルス感染症の対策として、店内に消毒液を設置しスタッフはマスクを着用する。