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武蔵小山に居酒屋「シュチニクリン」 関西クラフトビールと中華料理を提供

店長の浅野大志さん(左)と社長の泉直人さん

店長の浅野大志さん(左)と社長の泉直人さん

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 中華居酒屋「シュチニクリン」(品川区小山4、TEL 03-6426-6246)が武蔵小山駅近くにオープンして3カ月がたつ。運営は飲食事業を手がける縁会(小山6)。

左から「ひろしの炒飯」と「こぼれ麻婆豆腐」「焼きギョウザ」

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 同社は2019年、「Beer&CubanSand Fiesta(ビア&キューバサンド フィエスタ)」(小山6)をオープン。社長の泉直人さんは京都府出身で、京都・一乗寺ブリュワリーで働いた後、関西のビールを広めようと東京で独立した。

 開店経緯について、泉さんは「武蔵小山は夜中まで開いている店が少ないという声が地元の人からあり、需要を感じた。中華ならビールにも合うと思った」と話す。

 天井の高い店内はステンレス製のテーブルと赤いネオンライトを使い、サイバーパンクな雰囲気を演出する。店舗面積は14坪。座席はカウンター7席、テーブル4席、立ち飲み13席。

 ドリンクメニューは、関西圏の55社のブルワリーが醸造する60種以上のクラフトビールをそろえ、季節ごとに種類入れ替える。泉さんは「関西の銘柄ならどんなものでも入荷してみせる。要望を教えてほしい」と話す。

 オープン記念で醸造したラガービール「呑花臥酒(どんかがしゅ)」(1,200円)は、上方ビール(大阪市)とコラボしたもの。店長の浅野大志さんがMARCA BREWING(マルカブルーイング、同)と企画・醸造したエールビール「GET INVOLVED(ゲット インボルブド)」(950円)は、トウモロコシの甘みが特徴だという。VOYAGER BREWING(ボイジャーブルーイング、和歌山県)のエールビール「THRUSTER(スラスター)」(1,200円)なども用意する。

 そのほか、10種の日本酒(1合=900円~)や紹興酒(グラス=600円、ボトル=1,500円)、「自家製レモンサワー」「ドラゴンハイボール」(以上650円)などもそろえる。

 フードメニューは「焼きギョウザ」(5個=350円)や「フレッシュザーサイ」(400円)、2種類の「こぼれ麻婆(マーボー)豆腐」(麻(マー)=しびれ・辣(ラー)=辛み、各900円)、中国のたまりしょうゆ「老抽王(ろうちゅうおう)」を使い、甘みが特徴の「ひろしの炒飯(チャーハン)」(850円)、元パティシエである浅野さんの経験を生かしたマンゴープリン「ひろしのマンプリ」(450円)などをそろえる。客単価は2,000~3,000円。

 「お客さんとのコミュニケーションを大切にしている。スタッフも関西出身者が多いので、元気で楽しい社交場としての店づくりをしていく。1人客も歓迎」と泉さん。「当店をきっかけに関西のお酒を好きになってほしい。業界を盛り上げる存在になっていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~翌2時。月曜定休(祝日の場合は火曜)。新型コロナウイルス感染症の対策として入り口にアルコール消毒液を設置する。

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