料理店「小林ラボ」（品川区西五反田2、TEL 03-6431-8774）が西五反田・学研本社ビル前にオープンして2カ月がたった。経営はKobayashiya（東五反田5）。

「小林ラボ」内観

　イタリア料理店「小林食堂」（東五反田5）、「小林屋～おでんと自然派ワイン、お箸で食べる洋食～」（東五反田1）に続く同ブランド3店目。「研究的実験的料理屋」をコンセプトに掲げる。同店シェフの上松旬（あまね）さんは、「『小林食堂』のテイストを守りながら、既存メニューをベースに実験的な料理を提供している」と話す。店舗面積は約6坪、席数は7席。

　開店の経緯について、上松さんは「コロナ禍でテイクアウトの需要が増えたため、セントラルキッチン形式の店舗を作ろうとしたのがきっかけ。物件を決めてから、お客さまの席を設けるのにいい空間があったため、店内でも飲食できるようにした」と話す。

　マネジャーの福島裕香さんは「系列店に来てくれるお客さまにも新店に通ってもらえるよう、五反田で出店したかった。五反田はいい方が多く、一流企業も集まるすてきな街。五反田に住んでいる方、働いている方が集まる場になれば」と話す。

　メニューは「本日の鮮魚の厚切りカルパッチョ、今日の調理法で」「赤貝とキウイの二杯酢ゼリー」「鴨（かも）肉のコンフィとチョリソー、白インゲン豆のオーブン焼き」（以上900円）、「丹波黒鶏カツと高知塩トマトのカプレーゼ」（1,100円）、オマールエビを1匹丸ごと使う「オマール海老（えび）フライ 漬物入りタルタルソース」「パイで包んだ牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」（以上1,300円）などを用意する。

　ドリンクメニューは、「常陸野ビール」（330ミリ＝800円）、スパークリングワイン（1,000円）、ワイン（グラス＝700円～、ボトル＝3,500円～）、ノンアルコールビール（700円）、ぶどうジュース（500円）、アイスコーヒー（300円）など。

　テイクアウトメニューは、「小林食堂」で人気の「牛カツサンド」（800円）のほか、「ラタトゥイユ」（450円）、「江戸前ハーブサラダ」（300円）、「ゴルゴンゾーラのケークサレ」（1本＝1,600円）など。

　週替わりのランチメニュー（1,200円）は、前菜2皿、ドリンクが付く。デザートに「マンゴーパフェ」「チョコレートパフェ」（以上900円）、「プリンアラモード」（600円）もそろえる。客単価は、昼＝1,500円、夜＝4,000円～5,000円。

　「スタッフ同士で面白い食材の組み合わせを日々話し合ったり、新しいメニューを考えたりする時間がとても楽しい。ランチに来たお客さまに、『午後も仕事を頑張ろう』と思ってもらえるような料理を提供し続けたい」と水島さん。「デザートのパフェは一番下に秘密の隠し味がある。確認しに来てもらえたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は12時～14時30分、17時30分～22時。日曜・祝日・第1、第3月曜定休。