勝島運河沿いの「しながわ花海道」(品川区東大井2)で現在、キバナコスモスが見頃を迎えている。
しながわ花街道は立会川商店街と鮫洲商店街が中心となって2004(平成16)年に始まった緑化プロジェクト。NPO法人「しながわ花海道」が運営し、勝島運河の防潮堤に花壇を作ったり、花海道周辺の自然や歴史についてのイベントを行ったりしている。春は菜の花や桜、夏はヒマワリ、秋はコスモスと、季節の花が楽しめる。
同NPO理事の永尾章二さんは「変わったものを植えてみようということで、今年は通常のコスモスに加え、初めてキバナコスモスを植えた」と話す。発育が良く、想定よりも早く見頃を迎えているという。
昨年はコロナ禍と天候不良により行わなかったが、今年はコスモスの種まき行事を実施。6月7日には、鮫浜小学校(東大井2)の5・6年生60人が参加し、通常のコスモスとキバナコスモス2種の種をまいた。6月12日には、品川区役所の関連部門やしながわ花街道のCSR協賛企業、個人ボランティアなど約500人が参加したという。
「コロナ禍で遠方への旅行がなかなか難しい中、きれいな花が咲く場所が近くにあることで、地域の皆さんに喜んでもらっている」と永尾さん。「暦の上では立秋を迎えたが、まだまだ暑い日は続くので、朝や夕方の涼しい時間帯に散歩しながらコスモスを楽しんでもらえたら」と話す。