キヤノンSタワー(港区港南2)2階にあるオープンギャラリーで、村田製作所・村田泰隆社長の写真展が開催されている。
村田社長は、20年以上チョウの生態写真を撮影してきた。成虫の採集や飼育、チョウの野外撮影や化石調査ほか、チョウの生態や進化に関するさまざまな研究を行なっていることで知られる。「夢蝶美」(保育社、1992年)、「チョウのいる風景-村田泰隆写真集-」(保育社、1996年)など、蝶についての著書も多数。
今回展示する作品は、世界各地に生息するチョウの写真43点。魚眼レンズを用いて撮影することで、チョウとその生息環境が作品に収められている。こうした撮影方法は、その土地ごとの気候や風土に適応したチョウの多様性と、環境保護の大切さを訴える村田氏の強いメッセージが込められているという。
展示時間は10時~17時30分。入場無料。7月19日まで。