ハワイ料理店「Keiki Beach(ケイキビーチ) 83」(品川区大井1)が11月4日、大井町駅西口エリアにオープンした。
駐車場跡にキッチンカーを常設し、敷地内に休憩スペースとして椅子と机を置く。ハワイの雰囲気を出すために、フェニックスと呼ばれるカナリーヤシを置き、地面には人工芝を敷く。キッチンカーはペパーミントグリーンに塗り、駐車場に囲まれた場所でも目立ちやすく、明るいイメージを持たれるよう工夫したという。敷地面積は約12坪。休憩スペースの席数は15席。
中学の同級生だった山口昌美さんと菊池綾さんが運営する。開店経緯について、店主の山口さんは「高校の卒業旅行で初めてハワイを訪れ、現地で食べたポキ丼の味に感動した。大好きなハワイで出店予定だったが、コロナ禍で断念し、地元の近くで店を始めた」と話す。「初めは移動式のキッチンカーを営んでいたが、ハワイで主流なのは場所を固定したキッチンカーだったので、そのスタイルに憧れがあった」とも。
ハワイのローカルフードであるポキ丼とガーリックシュリンプを提供する。丼メニューは、豊洲市場で仕入れたマグロを使う「まぐろのPOKE BOWL(ポキボウル)」(すじ=1,100円、赤身=1,300円)、「エスニック風POKE BOWL」「SPICY(スパイシー) POKE BOWL」(以上1,100円)などをそろえる。
プレートメニューは、ガーリックシュリンプとご飯をのせた「大粒BUTTER GARLIC SHRIMP(バターガーリックシュリンプ)」(1,300円)や、ポキとガーリックシュリンプとご飯をのせた「SPECIAL COMBO(スペシャルコンボ)」(1,450円)。単品のポキ(すじ=100グラム650円、赤身=同800円、スパイシー=同700円)やガーリックシュリンプ(1ピース=250円)も提供する。
アルコールメニューは、「コナライト」「ビックウェーブ」「ハナレイ」「ロングボード」(以上800円)などハワイアンビールのほか、「コロナ」「ハイネケン」「バドワイザー」(以上600円)を用意する。ソフトドリンクは、「コーラゼロ」「ファンタオレンジ」「サンペレグリノ」(以上300円)など。
「新型コロナウイルスの影響でハワイ旅行が難しくなった今、この店でハワイの雰囲気や非日常感を味わってほしい。いつかはハワイにも出店したい」と山口さん。菊池さんは「地元の人たちの憩いの場にしたい。いつでもふらっと立ち寄って、話しに来てくれたら」とほほ笑む。
営業時間は11時30分~15時、16時~20時。月曜定休。