品川経済新聞の2022年PV(ページビュー)ランキング1位は、上半期に引き続き自動販売機セレクトショップ「PiPPon!(ピッポン)」(品川区中延4)を報じる記事だった。
ランキングは、今年1月1日から12月15日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 中延・第二京浜沿いに自販機セレクト店「ピッポン!」 韓国総菜やキャビアなど9台(2/16)
2. 「しながわ水辺の観光フェスタ2022」開催迫る 打ち上げ花火8000発も(9/29)
3. 不動前に洋菓子店「エキリーブル」 店主はパティシエの徳永純司さん(4/8)
4. 三田エリアにホルモン専門「矢澤臓物販売」 ヤザワミート系列、自販機も設置(4/4)
5. 五反田で「目黒川夢まつり」初開催へ ネイキッドがデジタル花火を演出(8/24)
6. 武蔵小山にすし店「鼓」 店名とロゴは和太鼓の三つどもえに由来(6/30)
7. 「中延ねぶた祭り」4年ぶり開催へ 夜の部のみ、ねぶた5台を運行(8/17)
8. 大井町にカフェデリ「ガジェット」 クラフトビール20種類以上、漬け込み酒も(1/4)
9. 武蔵小山に豚肉料理の定食店「食堂ぶた」 平田牧場のブランド豚使う(1/24)
10. 西大井~大森で「しなバス」試行運行始まる 品川区初のコミュニティーバス(3/28)
1位の「PiPPon!」は、食事からスイーツまでさまざまな冷蔵・冷凍食品の自動販売機10台を設置。運営会社のDプラン(豊島区)社長で内藤大輔さんは「依然としてテレビや動画配信での取材依頼が続いている。無人店だが、店の様子を見に行くと客に話しかけられることがあり、利用状況をじかに感じる機会になっている」と話す。開店後、地方からの問い合わせが相次ぎ、10月には徳島市内に2号店を出店した。
中延店は一部メニューの入れ替えがあり、新たにきた川(熊本市)から仕入れた「馬刺しスライス」を真空パックで冷凍し、販売している。年明けにも新商品を導入予定。「ECサイトや、他社の無人小売システムとの連携も検討中。引き続き、地域活性やテストマーケティングの場として事業を広げていきたい」と内藤さん。
2位には東品川エリアで3年ぶりに規模を戻した「しながわ水辺の観光フェスタ2022」、7位には4年ぶりの「中延ねぶた祭り」の開催ニュースがランクインし、新型コロナウイルス感染症の流行で中止・縮小を余儀なくされていた地域の催しの再開が目立った。5位の「目黒川夢まつり」は初開催。
このほか、洋菓子店「エキリーブル」(西五反田5)や、すし店「鼓」(小山4)など、地域の新しい飲食店も注目された。西大井~大森間を運行するコミュニティーバス「しなバス」は、10月1日からダイヤを改正し、増便している。
2022年の広域品川圏は、新たな店や施設が登場したほか、特に下半期は各地でイベントの開催が見られた。今後も地域の変化に注目していきたい。