フルーツサンド・カットフルーツ店「築地果汁創作所 大井町店」（品川区大井1）が大井町駅西口エリアにオープンして1カ月がたった。運営は院内コンビニエンスストアなどを手がけるKamaben（カマベン、同）。

「築地果汁創作所」のフルーツサンド

　同ブランドは2017（平成29）年、築地場外市場（中央区）にコールドプレスジュース店としてオープン。運営はUNDERWATER（台東区）。2020年5月にコロナ禍の影響で閉店し、駅ナカ催事でのフルーツサンド販売に切り替えた。

　大井町への出店は、kamaben社長の初瀬勇輔さんがUNDERWATER側に声をかけて実現したという。初瀬さんは「あまり活用できていなかった物件で店を始めようと思った。コロナ禍に合う業態を考え、持ち帰りで販売できるフルーツサンドに注目した。製造場所が大田区にあり、納品のスムーズさも決め手」と話す。

　Kamabenの事務所を改装して利用する。テイクアウトのみ。店舗面積は約5坪。

　果物は青果店「ハヤシフルーツ」（渋谷区）から仕入れ、フルーツサンドのレシピは「Restaurant le jardin（レストラン・ル・ジャルダン）」（福井県）シェフパティシエの工藤隆浩さんが考案。食べ頃の果物を使い、「チョコバナナ、マンゴー、いちご」（1,050円）、「いちご、キウイ、オレンジ、メロン」（1,000円）、「あんバターいちご」（770円）、「いちご」（720円）、「チョコバナナ」（640円）などを用意する。「カットフルーツ」（大＝760円、中＝600円）と、「みかんとフルーツミックス」（600円）も。

　ドリンクは、スポーツ時などの栄養補給に考案した「『飲む』あんこ。」（380円）や、「おーいお茶」、缶コーヒー（以上150円）を販売する。

　「新商品を提案しつつ、地元の人に長く愛される店にしていきたい」と初瀬さん。「LINEで予約や取り置きができるので、気軽に利用して」とほほ笑む。

　開店時間は11時～17時。日曜・祝日定休。