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大森海岸におでん店「八幸」 大井町で創業、従業員増で3店目

「八幸 大森海岸店」店長の辻本輝さん

「八幸 大森海岸店」店長の辻本輝さん

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 おでん店「八幸」(品川区南大井3、TEL 03-6404-6678)が京急・大森海岸駅前にオープンして2カ月がたつ。運営は八幸(東大井6)。

「八幸」の外観

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 同店は1973(昭和48)年、大井町(同)で創業した。大森海岸店は、すずらん通り店(南品川6)に次ぐ3店目。

 「串焼き 勝」跡を一部改装して利用する。店舗面積は約12坪、席数はカウンター5席、テーブル8席、座敷5席。

 店長の辻本輝さんは、高校生の頃に「八幸」でアルバイトを始め、その後正社員となった。開店の経緯については、「社員が増え、モチベーションアップのためにも店を増やす話が出た。ちょうど3店舗目を出そうと考えたタイミングにコロナ禍が重なり、今の時期にオープンすることになった」と説明する。「大森海岸は本店などにも近いエリアで、混み合ったときにお客さまを案内しやすい」とも。

 おでんは、「おまかせ盛り合わせ」(1人前=750円)、大根、黄身が2つある二黄卵を使ったたまご、昆布、厚揚げ、がんも(以上190円)、ちくわぶ、こんにゃく、しらたき(以上170円)、つみれ(230円)、さつま揚げ(260円)、とうふ(290円)、牛すじ(350円)、キャベツ巻き(390円)などを用意する。魚のすり身に大豆の粉末を混ぜた練り物「東京揚げ」(350円)は、塚田水産(武蔵野市)から仕入れる。

 そのほか、「ハツ炙(あぶ)り焼き」「アボガド鶏わさ」「おじや」(以上650円)、「鶏刺身」(680円)、「豆腐ステーキ」(600円)、「にら玉」「長いもワサビ和(あ)え」「やげん軟骨の唐揚げ」(以上550円)、「ミックスサラダ」(700円)などを用意する。

 ドリンクメニューは、「サッポロ生ビール」(580円)、「サッポロラガー瓶ビール」(650円)、「ウーロン割り」「緑茶割り」(以上450円)、「グレープフルーツ割り」(500円)、「黒霧島」(グラス=500円、デカンタ=1,700円、ボトル=3,000円)、「カシスソーダ」(550円)、「ジンジャーエール」「コーン茶」(以上350円)などを提供する。

 日本酒は店舗によってラインアップが異なり、大森海岸店では辻本さんが選んだ「陸奥八仙 ISARIBI 特別純米(青森)」「鳳凰美田 純米吟醸(栃木)」(以上980円)などを提供する。客単価は約3,000円。

 「おでんは関東風で、だしは味を見ながら舌の感覚で毎日継ぎ足す。1人でだしを作れるようになるまでは、創業者や現オーナーに味を何度も確認してもらっていた」とほほ笑む辻本さん。「お客さまとの距離感を大事にしている。会話がしたい方も、静かに1人で飲みたい方も来やすい店作りができたら。のんびりゆっくりしていってほしい」と来店を呼びかける。

 営業時間は17時~23時(土曜・日曜・祝日は16時から)。月曜定休。

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