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西五反田に「和食しんくろ」 コースのみ、店主が収穫した米を土鍋ごはんに

店主の永川慎さん(写真提供=和食しんくろ)

店主の永川慎さん(写真提供=和食しんくろ)

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 「和食しんくろ」(品川区西五反田2、TEL 080-4388-3225)が西五反田エリアにオープンして2カ月がたった。経営はshinmai(目黒区)。

「和食しんくろ」店内(写真提供=和食しんくろ)

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 店主の永川慎さんは、海鮮居酒屋などの飲食店で約12年勤務し、独立した。五反田エリアでの出店については、「都市開発が進み、IT企業なども進出していることから将来性を感じた。会食や接待での需要も見込んでいる」と話す。

 「内装は、黒や茶色を基調としたモダンな雰囲気に仕上げた。照明の明るさや、テーブルへの光の当たり方まで工夫している」と永川さん。店舗面積は約15坪。席数はカウンター=10席、個室=8席。

 メニューはコース(1万2,000円)のみで、「前菜」「わん物」「刺し身」「揚げ物」「箸休め」「逸品料理(肉か魚)」「土鍋ごはん」「甘味」の8品を提供する。魚は豊洲市場のほか、永川さんの出身地である静岡県の市場から仕入れる。土鍋ごはんの米は、永川さんが田植え・収穫した新潟県産コシヒカリを使う。

 ドリンクメニューは、日本酒(グラス=1,000円~、1合=2,000円~)や、国産のワイン(グラス=1,000円~、ボトル=6,000円~)、ビール(900円)、ウイスキー(800円~)、サワー(700円~)など。「滋賀県や北海道など、国内で造られたワインが近年おいしくなってきているので、味を知ってもらいたい」と永川さん。ソフトドリンクは「静岡茶」(700円)、「三ヶ日(みっかび)みかんジュース」(800円)などをそろえる。

 食事の提供には、輪島塗や有田焼などさまざまな地方の器のほか、オーダーメードの焼き物などを使う。「知人の紹介で出会った陶芸作家さんに制作をお願いしたり、高校の同級生に地元の市場から魚を送ってもらったりと、店づくりでも人とのつながりを大切にしている」と永川さん。

 今後については「まずは来てくれたお客さんに満足してもらいつつ、『五反田で和食と言えばしんくろ』と店名が挙がるよう努めたい。いずれは近くで店舗を増やしていければ」と話す。

 営業時間は18時~23時30分。日曜定休。利用は予約制で、電話やグルメサイトなどで受け付ける。

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