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品川神社の例大祭が4年ぶり開催へ みこしを担いで53段の石段を上り下り

過去の例大祭の様子(写真提供=品川神社)

過去の例大祭の様子(写真提供=品川神社)

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 品川神社(品川区北品川3、TEL 03-3474-5575)の例大祭が6月2日~4日、4年ぶりに開かれる。

過去の例大祭の様子(写真提供=品川神社)

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 同神社の例大祭は毎年6月上旬ごろに行われてきたが、感染症拡大防止のため2020年からの3年間は中止していた。

 同神社禰宜(ねぎ)の小泉勝史さんは「北品川の人は6月が近づくと元気になり、終わると燃え尽きてしまうほどお祭りが大好き。コロナ禍以降、実施するかどうかを毎年悩んでいた。今年は状況も落ち着いてきたので斎行しようとなり、準備が進むにつれ氏子さんたちのテンションが日に日に上がっているのを感じている」と話す。「神事や行事を継承していくに当たり、自分たちが4年ぶりに祭りの手順を思い出すためにも、前回と同じ規模で行う」とも。

 2日は例大祭神事を、3日は氏子の町会それぞれが子どもみこしと大人みこしに分かれての渡御を、4日は神幸祭と宮みこしの渡御を行う。3日間にわたって、境内や参道に合わせて約50店の屋台が出店する。

 4日の渡御では、同神社の53段の石段を宮みこしを担いで上り下りする。「品川神社の例大祭といえばこれ、というほど有名。最も盛り上がり、見どころがある場面」と小泉さん。同神社の例大祭は、品川区・大田区に見られる、みこしの担ぎ手が進行方向に対してばらばらの方向を向き前後左右に揺れながら進む「城南担ぎ」や、徳川家康が奉納したという、みこしの屋根に付ける「天下一嘗の面(てんかひとなめのめん)」も特徴だという。

 「『6月(の例大祭)までは生きる』と冗談で言う高齢の方がいるぐらい地域に根付いている。この数年は、なかなか見てもらえず残念で申し訳ない気持ちだった」と小泉さん。「久しぶりに神社を訪れて、品川神社のお祭りってこんなに楽しかったんだなと感じてもらえたら」と話す。

 みこしは北品川の氏子区域内を巡行する。3日の子どもみこしと大人みこしの渡御はそれぞれ14時30分~、16時30分~。4日の渡御は宮みこしが8時~、中みこしが14時~。宮みこしを担いで石段を上る宮入りは18時30分ごろから。

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