おばんざいバー「今日も今日とて、」（品川区東大井5）が大井町駅東口エリアにオープンして3カ月がたつ。

カウンター席

　スナック跡を居抜きで使う。内装は古民家をイメージし、カウンターの横には円形のちゃぶ台を置いた座敷を用意する。店舗面積は約6坪。席数はカウンター＝5席、座敷＝6席。

　店主の川口裕美さんは、2018（平成30）年から大井町のバーで店長を務め、自身のステップアップを目的として2023年に独立。居酒屋「山王エマノン」（大田区）を間借りして営業していたが、地元の品川区で自身の店を開きたいという思いをかなえ、大井町での出店にこぎ着けた。

　川口さんは「10年前に友人と行った浅草のおばんざい店の料理に感動し、いつかこんな店を開きたいと思っていた」と話す。

　おばんざいは週替わりで、煮物や炒め物、冷菜などを常時8～10種類用意する。1品300円から。メニューの例は「手づくりツクネの入った具沢山（だくさん）煮物」（580円）、「夏野菜としらすのペペロン炒め」「厚あげきのこあんかけ」（以上500円）、「ピリ辛冷奴（ひややっこ）」「チャンジャ」（以上400円）、「キュウリと大根の浅漬」「もずくみょうが」（以上380円）、「韓国のり」（300円）など。

　ドリンクメニューは、「サッポロ赤星中びん」「プレモル小びん」（以上700円）、ウーロンハイ、緑茶ハイ、酎ハイ（以上500円）、レモンサワー、グレープフルーツハイ（以上580円）、「角ハイボール」（550円）など。日本酒や焼酎、ウイスキー、マッコリなどもそろえる。

　「今後はおばんざいのレパートリーをもっと増やしていく予定。何度来ても違う料理が楽しめる店にしたい」と川口さん。「一見入りづらい外観だが、入ってしまえばくつろげるはず。アットホームな店なので、誰でも気軽に来てほしい」とほほ笑む。

　営業時間は16時～23時。月曜はドリンクメニューのみ。インスタグラムで営業日カレンダーを公開する。