タピオカとチキンのテイクアウト専門店「野集(やしゅう)」(品川区旗の台3、TEL 03-6426-6111)が、旗の台駅東口駅前にオープンして1カ月がたった。
台湾出身で食品輸入事業を手がける生野(茨城県)のオーナーが、日本で食べたタピオカや唐揚げが口に合わなかったことをきっかけに立ち上げた同ブランド。野集1号店(同)は、台湾から食材を直輸入し、現地の味を再現している。
旗の台の店舗は、同ブランド2号店としてフランチャイズ出店した。物件は、丸焼きチキン専門店「シブヤチキン」跡を全面改装して利用する。店舗面積は約15坪。
店主の上野剛さんは、前職の貿易会社で飲食関連の輸出入を担当。取引先だった生野の社長に誘われ、今回の出店に至ったという。
出店エリアについて、上野さんは「地元に近い自由が丘を候補に入れていたが、揚げ物の機械を置ける物件がなかった。旗の台駅周辺には商店街や学校があり、学生らの来店が見込める」と話す。
ドリンクは、タピオカやミルクティー、スムージー、フルーツティー、期間限定メニューなど、約80種類を提供する。人気メニューは、「黒糖タピオカミルクティー」(M=594円、L=702円)、タピオカと切ったわらび餅を入れた「黒糖タピワラミルク」、スムージーの「マンゴー」「パインライチ」(以上、M=648円、L=756円)、「野集フルーツティー」(M=702円、L=810円)。
チキンメニューは台湾の唐揚げを中心に、「野集特製チキンステ」(702円)や「野集モモ唐揚げ」(594円)、「モモ骨なし4枚」(1,458円)など、約20種類提供する。チーズボールや紫芋団子、オニオンリングなどが入った「野集ハッピーセット」(1,598円)、「味噌マヨチキンステ」(734円)なども。
サイドメニューは、「紫芋団子」(5個=356円)、「イカ団子」(3個=486円)、「ゴマ団子」(3個=330円)など、約10種類を用意する。
「地元の学生がリピーターになってくれている。認知度を上げて、地元に根付く店にしたい」と上野さん。「メニューが多すぎて選べないお客さんがいるので、メニュー表を見やすくしないと」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~20時。火曜定休。