バー「お酒の美術館 大森駅前店」(品川区南大井6、TEL 090-6934-0470)が6月28日、大森駅近くにオープンした。運営は酒の買い取り業などを手がけるのぶちゃんマン(京都市)。
全国にフランチャイズ展開する「お酒の美術館」の58店舗目で品川区内での出店は初。ブランドのコンセプトに、「あらゆる生活シーンにバー文化を」を掲げる。
内装は「カフェのようなバー」をイメージし、カウンターテーブルや照明の色を明るくしたという。店舗面積は約9坪。席数は、カウンター=11席、テーブル=2席。外から店内の様子が見やすいように歩道に面する壁には窓を設ける。
店主の上野川豊さんは、医療系の営業職からバーのマスターに転身した。開店経緯について、上野川さんは「前職では病院の開業に携わっていた。もし自分で何かを開業するなら、好きなお酒に関する事業にしたいと考えていた」と話す。
同社が別業態で買い取った酒を各フランチャイズ店に卸すことで、オールドボトルのウイスキーを安価に提供できるという。一般的にオールドボトルとは、ボトルに詰めてから10年以上たった蒸留酒を指す。ウイスキーの価格は1杯500円からで、チャージ料金は無料。
ウイスキーは常時400本以上をそろえ、メニュー表に載っていない銘柄も用意する。提供するのは、「サントリーオールド」「カティサーク」「バランタイン12年」「シーバスリーガル12年」(以上500円)、「オールドパー12年」「ジョニーウォーカー黒」(以上600円)、「サントリーローヤル12年」「タリスカー10年」「ブルックラディ」「ラフロイグ10年」(以上900円)、「サントリー白州」「サントリー山崎」「ニッカ余市」(以上1,000円)、「ロイヤルサルート21年」(1,400円)、「ジョニーウォーカー青」(2,000円)など。
ジントニック、カシスオレンジ、モスコミュール(以上600円)などのカクテルのほか、アイスコーヒー、グレープフルーツジュース、コーラ(以上400円)などのソフトドリンクもそろえる。
フードメニューは、ミックスナッツ、ビーフジャーキー、「本日のチーズ」「本日のチョコレート」(以上350円)など。フードは持ち込み自由で、他店にデリバリーの注文もできる。
「入りづらさを感じない店にしたい。メニュー表を常備し、メニュー外の酒も一目で価格が分かるようにしているので、誰でも安心して飲めるはず」と上野川さん。「この店を通して、お客さんに癒やしを与えたい。バーでのコミュニケーションの楽しさを知ってほしい」とほほ笑む。
営業時間は15時~23時。