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武蔵小山で明和電機が「大処分市」 デビュー30周年、試作品や失敗作を放出

土佐社長とアトリエに30年間で溜まったモノたち

土佐社長とアトリエに30年間で溜まったモノたち

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 武蔵小山にある「明和電機」のアトリエ(品川区荏原3、TEL 03-5749-2271)で8月26日、「明和電機 大処分市 in Summer」が開催される。

オタマトーンを手に笑顔を見せる土佐社長

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 明和電機は土佐信道さんのプロデュースによる芸術ユニットで、現社長の土佐さんが兄・正道さんと1993(平成5)年に結成。2023年5月にデビュー30周年を迎えた。青い作業服を制服として着用し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼び、「日本の高度経済成長期の中小企業のスタイル」で活動する。代表的な製品は、オタマジャクシ型電子楽器「オタマトーン」や、指パッチンで木魚を鳴らす楽器「パチモク」など。2022年10月に実施したみんなの経済新聞の総会「MINKEI CAMP 2022 SHINAGAWA」では、地元ゲストとして明和電機がライブを披露した。

 同アトリエでは、製品の部品などを放出する大処分市を定期的に開いている。今回の大処分市について、土佐さんは「30周年を迎え、今までの総まとめをしながら、新しいことを始めていくタイミングだった。これからまた忙しくなるので、ここで一区切りを付けたいと考えた」と話す。

 大処分市では、製品の試作品や失敗作、木材などの素材、電機部品、資料などを出品する。「子どもたちには、夏休みの工作などで部品や素材を使ってもらえたら」と土佐さん。アイテム数は300以上で、価格は0円~約30万円。エコバッグなど、持ち帰り袋の持参を推奨する。

 「いったい何に使うんだというアイテムが多いが、一輪挿しやオブジェとして使うなど、ちょっと見方を変えて自由に楽しんでほしい。明和電機ファンの人なら『うわぁ!』となるような、知る人ぞ知るアイテムも放出する」と土佐さん。「ずっとものを作り続けてきたので、30年前に使っていたものが出てくることも。『これは何ですか?』と気軽に聞いてもらったら、社長から一言いい話をしますよ」と笑顔を見せる。

 開催時間は13時~18時。

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