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田町におにぎり専門店「米農園」 握りたてと作り置き、両方のニーズに対応

店主の福田幸平さん(左)と店長の中尾義貴さん

店主の福田幸平さん(左)と店長の中尾義貴さん

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 「おにぎり専門店米農園 田町店」(港区芝5、TEL 03-6459-4442)が三田駅近く、慶応仲通り商店街にオープンして1カ月がたった。

「おにぎり専門店米農園 田町店」外観

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 タイ料理店跡を改修して利用する。店舗面積は6坪。おにぎりを握る様子を来店客が見て楽しめるよう、カウンター6席を設けた。

 店主の福田幸平さんは、親戚に飲食店経営者がいたことから、会社員として働きながらも飲食業に興味を持っていたという。開店の経緯については、「会社を退職後、専門店で食べたおにぎりのおいしさに感動し、おにぎり専門店で修業を積んだ。自身の会社員としての経験から、限られた休憩時間にテイクアウトでさっと買えるものを提供したいと考えていたので、オフィス街に出店した」と話す。

 おにぎりの具は40種類。「こんぶ」「紀州うめ」「卵黄の醤油(しょうゆ)漬け」(以上330円)、「しゃけ」「あさり」「唐揚げピリマヨ」「明太(めんたい)クリームチーズ」(以上360円)、「ツナマヨ+たくあん」「卵黄+肉そぼろ」(以上400円)、「筋子」(600円)などを用意する。テイクアウト可。

 注文を受けてからおにぎりを握って、出来たてを提供する。米はガス釜で炊き、炊きたての状態がおいしいという新潟・魚沼産のコシヒカリを使う。一方、急いで購入したいニーズに応えるため、冷めてもおいしいブランド米の「つや姫」や「雪若丸」を使った作り置きのおにぎりをショーケースに用意する。

 サイドメニューは、豚汁(400円)やみそ汁(200円)のほか、「だし巻き玉子」「冷やしトマト」「茄子(なす)のおひたし」「鶏皮柚子(ゆず)ポン酢」(以上300円)などをそろえる。

 セットメニューは、みそ汁と漬物が付く「おにぎり2個セット」(950円~)、「おにぎり1個セット」(620円~)や、選べるアルコール1杯とつまみ1つが付く「ちょい飲みセット」(1,000円~)で、おにぎりの具は好きなものを選ぶ。「おにぎり2個セット」「おにぎり1個セット」は、11時~14時のランチタイムは100円引き。

 ドリンクメニューは「こだわり酒場のレモンサワー」やハイボール(以上450円)、ソフトドリンク(300円)などを用意する。

 オープン後の反響について「おにぎりは1個約150グラムで、この大きさに驚くお客さんが多い。当店のようなおにぎり専門店は具の種類が多くて迷う方も少なくないが、お気に入りを見つけてほしい」と福田さん。「かつての自分が感動したように、当店のおにぎりでお客さんに感動を与えていけたら」と笑顔を見せる。

 営業時間は8時~20時。日曜・祝日定休。

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