食べる

武蔵小山にイタリアン「オステリア マキ」 シェフのお任せ料理を提供

オーナーシェフの牧健二さん

オーナーシェフの牧健二さん

  • 13

  •  

 イタリアン「オステリア マキ」(品川区小山3)が、武蔵小山駅近くにオープンして1カ月がたった。

「チーズと胡椒(こしょう)のトンナレッリ」(写真提供=オステリア マキ)

[広告]

 建物の老朽化によって洗足池から移転リニューアルし、店名を「オステリア・ダ・ピンチョ」から「オステリア マキ」に変更した。店舗面積は約9坪。席数はカウンター8席。新店を開いたのは新築ビル「THE SELLOSSE」2階で、内装はグレーのコンクリート調。一枚板のカウンターテーブルを中央に置く。

 オーナーシェフの牧健二さんは、イタリア・ローマに2年半ほど住み、現地で働きながらイタリア料理を勉強。帰国後は、目黒のイタリア料理店で働いた後独立し、洗足池に旧店を構えたという。牧さんは「世界遺産のアマルフィ海岸に引かれ、ローマに行ってみたいと思った。実際に行ってみると、面白くて楽しく、奥深くて親しみやすい場所で、どんどんイタリアが好きになった」と話す。

 その日の食材で作るお任せ料理を中心に提供。前菜4品の「おまかせ前菜まで」(4,500円)、前菜3品とパスタ1品の「前菜&パスタ」(4,500円)、前菜3、4品に、メイン、パスタ、ドルチェがそれぞれ1品付く「おまかせフル」(8,000円)を用意する。

 牧さんは店のスタイルを、「旬の食材を生かしたシンプルな料理を提供したい。お客さまからリクエストを受けて作ることもあるが、料理人側が勇気を持って、最初の一手を打つのが大事だと考えている。まずは自分が食べたい物、作りたい物を提案してみて、お客さまの反応や意見を聞きながら、擦り合わせるようにしている」と説明する。

 アラカルトメニューは、「チーズと胡椒(こしょう)のトンナレッリ」(1,680円)、「ブカティーニのアマトリチャーナ」(1,860円)、「レモンのスパゲッティーニ」(1,500円)、「本日のメイン料理」(2,600~4,000円)などを用意する。

 アルコールメニューは、グラスワイン(1,000円~)、スパークリングワイン(780円)、ビール(880~1,500円)、カクテルの「スプリッツ」「アメリカーノ」「キール」「ダイヤメ・ソーダ」(以上780円)など。ノンアルコールドリンクは、フルーツジュースの「ヨーガ」(洋ナシ・ピーチ、各680円)や、カフェラテ、カプチーノ(以上550円)などをそろえる。

 「先日、『クイント・クアルト』というローマの伝統的な内臓の煮込み料理を提供したところ、『自分では選ばないけれど、食べてみたらおいしかった』という感想をいただき、うれしかった」と牧さん。「当店のようなスタイルで、シンプルなイタリア料理を食べたい人が来てくれる店になれたらすてきだと思う。オリーブオイルテイスターの資格を持っているので、いずれはオリーブオイルの輸入や生産もしてみたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は17時~23時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース