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西五反田に「おでん屋たけし」 銀だこ系列、鶏だしとあごだしの2種類を用意

「おでん屋たけし西五反田店」外観

「おでん屋たけし西五反田店」外観

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 「おでん屋たけし 西五反田店」(品川区西五反田1、TEL 03-6417-4111)が五反田駅近くにオープンして1カ月がたった。運営は、「築地銀だこ」などを手がけるホットランド(中央区)の子会社で、「銀だこ酒場」や「もつやき処(どころ) い志井」などのブランドを展開するオールウェイズ(同)。

「おでん屋たけし西五反田店」店内

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 物件は、ビル1階の「かっちんラーメン」跡と賃貸仲介の「タウンハウジング」跡をつなげる形で改装した。ホットランド広報室の丸山美嘉さんは「おでん店という業態に慣れていない人でも安心できるよう、外から店内が見やすいガラス張りにし、内装は木を使って温かい雰囲気にした」と話す。店舗面積は約21坪。席数はテーブル=32席、カウンター=9席。

 「おでん屋たけし」は2019年に始めたブランドで、首都圏を中心に展開する。17店舗目で、品川区内の出店は初。「メインターゲットはビジネスパーソンを想定していたが、外食でおでんを食べることになじみの薄かった若い客層が想像以上に多い。暑い時期でも、『冷房が効いた環境で熱いおでんを食べたい』という需要があったようだ」と丸山さん。

 おでんのだしは、「鶏だし」とトビウオがベースの「あごだし」の2種類を用意する。鶏だしのメニューは、じゃがバター(275円)、ロールキャベツ(308円)、トマト(418円)、鶏モモ肉1枚をやわらかく煮込んだ「骨付き鶏」(1,078円)など10種類をそろえる。あごだしのメニューは、こんにゃく(220円)、大根(264円)、牛すじ(352円)、注文を受けてからだしに入れて火を通す「青竹蛸(たこ)つみれ」(506円)など20種類以上。「鶏だしは水炊きではなく、白湯(パイタン)スープのような濃厚さで、クリームシチューにも似た味わい。トマトとの相性がぴったり」(丸山さん)

 おでん以外のメニューは、豊洲市場から直送される魚を使った刺し身(3点盛り=638円、5点盛り=858円)や、たこぶつ盛り(638円)、焼き鳥、揚げ物など30種類以上のフードメニューを用意する。「銀だこや肉料理業態での仕入れルートを生かした品ぞろえを、いいとこ取りで楽しめる」(丸山さん)

 ドリンクメニューは日本酒をアピールし、「天風辛口」(1合=715円)や「浦霞(うらかすみ)」(1合=880円)、日本酒をおでんのつゆで割る「だし割」(715円)などのほか、季節替わりの日本酒メニューとして「七賢(しちけん)」(1合=825円)などをそろえる。ビール、ハイボール、焼酎、サワー、果実酒、ワイン、ソフトドリンクなども。客単価は約3,000円。

 「五反田はビジネスパーソンが集まるだけでなく、ファミリーやシニア層が生活しているエリア。野菜を使ったメニューもあるので、子ども連れや健康を意識する方の需要にも応えられる」と丸山さん。「2種類のだしで飽きずに味わえるのが強み。今までおでん屋さんに行ったことがない人にも来てもらいたい」とほほ笑む。

 営業時間は16時~23時(日曜は22時30分まで)。

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