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荏原町に弁当・総菜店「秀 HIDE」 大正創業の料亭が新業態

店頭販売の様子

店頭販売の様子

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 弁当・総菜店「秀 HIDE」(品川区中延6、TEL 03-3787-0130)が荏原町駅近くの三間通りにオープンして1カ月がたった。経営は勝田食品(同)。

日替わりの弁当や総菜

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 1921(大正10)年に創業し、コロナ禍の影響で今年3月に閉店した料亭「秀」の新業態。弁当や総菜を店頭販売するほか、折り詰め弁当やすしの宅配も行う。店舗は、旧料亭の店舗から東に180メートルほど離れた、仕込みや洗い物に使っていた建物の入り口。

 開店の経緯について、店長の松本真一さんは「『秀』を残したいとの気持ちがあり、何かできないかと有志社員と共に考えた。コロナ禍で料理の持ち帰りが地域のみなさんに好評だったこと、自分が仕出し部門だったことから、テイクアウトと宅配の業態にした」と話す。

 店頭販売では、「秀 幕の内弁当」や「牛すき煮弁当」(以上1,200円)、「穴子棒鮨(すし)」(700円)、「本日の炊き込みごはん」「本日の煮物」ほか、コロナ禍で販売を始めて好評だったというエビマカロニグラタン(900円)などを提供する。メニューは日によって変わる。販売日時は火曜~金曜の10時30分~15時(商品の売り切れ次第終了)。

 宅配料理は、折り詰め弁当の「あじわい」(2,700円)、「彩り」(3,300円)、「葵」(4,800円)、「美青」(6,500円)や、「特選にぎり」(3,800円)、「特選2段ちらし」(4,200円)、太巻き(2,000円、ハーフ=1,200円)などのすしを用意する。2日前までの予約が必要。

 「再開を喜んでくださる地域のお客さんが多い」と松本さん。「毎年おせち料理の予約販売をしていて、『今年は販売しないのか』と問い合わせをいただいている。規模を縮小しての新業態なのでこれまで通りとはいかないが、コンパクトな形で販売できたら。テイクアウトメニューも、お客さんの声を反映していきたい」と話す。

 月曜定休。

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