「品川イルミネーション2023 with XR City」が12月1日、品川港南エリアで始まった。主催は品川シーズンテラス。企画・運営は品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局。
XRの映像は品川にゆかりのあるクジラなどをモチーフにしている (写真提供=品川シーズンテラスエリアマネジメント事務局)
2016(平成28)年から続く同イベント。今回は品川シーズンテラス(港区港南1)のイルミネーションほか、XR(クロスリアリティー)を使ってリアルとバーチャルが融合した景色が楽しめる特別企画「品川XR」、フォトコンテストなどを初めて行う。
「品川XR」は、品川シーズンテラスと港南エリアの各スポットで専用アプリを起動してスマホをかざすと映像が浮かび上がる街の回遊企画。バーチャル映像は、江戸時代に品川沖に現れ、江戸中をにぎわせたと言われるセミクジラを始め、船やイルカなどを用意する。各スポットの映像にタッチするとポイントがたまり、品川シーズンテラス内の店舗で獲得したポイントを利用できる。企画はNTT アーバンソリューションズのグループ4社。
XRを使った企画について、同事務局の五月女(そうとめ)郁弥さんは「NTTアーバンソリューションズグループは品川エリアにも拠点があり、港南エリアのまちづくりに取り組んでいる。その一環として、イルミネーション開始に合わせてエリアの回遊性向上につながる企画を行う」と話す。
今年のイルミネーションのコンセプトは「水辺」。品川シーズンテラスの大階段とイベント広場カナールを青くライトアップし、ゆらめく光で波や水面を表現する。XRの内容に合わせ、水辺をテーマにしたという。
そのほか、XRのスポットや品川シーズンテラス以外のイルミネーション、クリスマスツリーの設置場所などをまとめた「こうなん散歩マップ」の公開や、港南エリアを撮影対象としたフォトコンテスト「品川こうなんフォトコンテスト2023」も行う。
五月女さんは「普段は近隣企業の会社員が多いエリアだが、カップルや学生などが写真を撮っている様子を見かけると、たくさんの人に楽しんでもらえていることを実感する。このイベントを通じて港南エリアの魅力を発見してもらえたら」と話す。
イルミネーション点灯時間は17時~22時。XRコンテンツ 体験提供時間は10時~20時。12月25日まで。