とんかつ店「手切りロース かちかつ」（港区港南1、TEL 03-6712-8580）が、品川シーズンテラスの2階フードコート内にオープンして1カ月がたった。経営は飲食事業を手がけるCANVAS（キャンヴァス、千代田区）。

漬物やソース、お代わり用のキャベツはセルフ式

　同社初のとんかつ業態。出店の経緯について、同社経営企画室室長の大野優記さんは「このビルで別の飲食店を経営しており、3店舗目は誰もが好きなとんかつを提供することにした」と話す。

　フードメニューは、とんかつ定食（880円）やロースカツ定食（900円）、ヒレカツ定食（1,000円）、メンチカツ定食（800円）、カツ丼定食（880円）などを提供する。「自家製豚角煮すき焼き風定食」（800円）や、メンチカツやエビフライが入った休日限定のお子さまランチ（660円）なども。テイクアウト可。

　定食には、赤だしのみそ汁や日替わりの漬物、ポテトマカロニサラダが付き、キャベツのお代わりは無料。ご飯の量は、小（180グラム）、中（260グラム）、大（340グラム）、特大（450グラム、50円増し）から選ぶ。味付けは、焦がし蜂蜜を使った2種類の自家製ソースやポン酢、しょうゆなどを用意する。

　とんかつの肉は、繊維に逆らって包丁で手切りすることで、しっとりとした仕上がりになるという。揚げ油は、うまみが出るラードと軽い仕上がりになるパームヤシ油の2種類をブレンドして使う。無料の「デトックスウオーター」には、ローズマリーやタイム、レモンを入れる。「ハーブが入った水で、揚げ物を食べる罪悪感を少しでも減らしてもらえれば」と大野さん。

　平日の16時、土曜の11時からは、生ビールやウイスキー、焼酎、日本酒、サワーなどのアルコールと、ポテトフライ、冷やしトマト（以上300円）などのおつまみメニューを用意し、飲酒利用にも応える。

　「オフィスワーカーを応援したいという思いもあり、価格帯以上の味と量でサービスしている」と大野さん。「調理法にこだわり、飽きが来なくて胃もたれしないカツを提供している。週に1回『とんかつの日』を作って来店してもらえたら」と笑顔を見せる。

　営業時間は11時～22時（土曜は16時まで）。日曜定休。