洋書絵本専門店「Read Leaf Books(リード リーフ ブックス)」(品川区北品川2)が北品川の八ツ山通り近くにオープンして2カ月がたった。
倉庫などに使われていたマンション1階の物件を改装して利用する。店舗面積は約5坪。月に4~10日程度の不定期営業。
店主の芦葉盛晴(あしばしげはる)さんは以前、総合書店で児童書の担当をしていた。個人でも洋書絵本の輸入ができることを知り、2019年にオンライン書店を立ち上げたという。実店舗を出店した経緯について、芦葉さんは「全国各地の洋書絵本のファンから注文が入っている。在庫も増えてきたので、実際に絵本を見てもらえる場所を作りたいと思っていたところ、自宅の近隣で良い物件が見つかった」と話す。
英語で書かれた絵本を中心に、約600冊が並ぶ。出版の年代を問わずセレクトし、日本語に翻訳されている絵本の原書も用意する。「海外では、日本のように同じ絵本を長期間販売することが少なく、新しい作家の作品が多い。作家の語りたいことがよく表現されていると感じる本を選ぶようにしている」と芦葉さん。
絵本だけでなく、ペーパークラフトのキットも販売する。デザイナーに依頼して作った同店のオリジナルキットで、組み立てるとミニチュアの本や本棚が完成する。「紙の本ばこ」(500円)、「紙の本セット」(200円)などがあり、イラストにはパブリックドメインの絵本などを使う。
芦葉さんは「近隣の方をはじめ、オンラインで購入していたお客さんも遠くから足を運んでくれている。洋書の絵本には触れたことがない方も、実物を手に取ってもらえたらうれしい」と来店を呼びかける。
営業日時は公式サイトで告知する。