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大崎にパンと焼き菓子店「小麦ガール」 パンの取り置きアプリにも対応

「小麦girl」店内

「小麦girl」店内

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 パンと焼き菓子の店「小麦girl(ガール)」(品川区大崎2)が大崎駅西口近くにオープンして1カ月がたった。

「小麦girl」外観(写真提供=小麦girl)

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 アパートの1階を全面改装して利用する。外観と内観共に、グリーンとブラウンで統一感のあるデザインに仕上げた。店舗面積は23坪。

 オーナーシェフの横畑大地さんは高校卒業から10年間、西洋料理人として複数店舗で勤務後、パンと焼き菓子の製造を3年ほど経験し、34歳で独立した。開店の経緯について、「人生を懸けるなら、多くの人に自分の料理を届けたいと考え、年齢、性別、人種を問わず愛されているパン業態を選んだ」と話す。「大崎なら近隣住民やオフィスワーカーなど、さまざまな人たちにパンを届けられそうだと考えた」とも。

 パンには、フランスと北米産のブレンド「ムールドピエール」、カナダ産の石臼びき「グリストミル」、北海道産の全粒粉「キタノカオリ」、石臼びき「スムレラT70」、「ゆめちから」、熊本県産の米粉「ミズホチカラ」などを使う。「当店のほとんどのパンは水分量が90%を超えるため、扱いが難しい。湯種(ゆだね)、オーバーナイト、オートリーズ、バシナージュなどの製法で、みずみずしくも重くならない食感を目指して作っている」と横畑さん。

 パンは約30種類を提供する。人気商品は「コーンブレッド」(380円)と「THE メロンパン」(270円)。そのほか、「シュトーレン」(1,000円)、「抹茶と黒豆と黒蜜」(290円)、「蜂蜜とチーズ」(280円)、「胡桃(くるみ)とシナモン」(260円)、「トマトオリーブ」(230円)、「発酵バターのプチクロワッサン」(200円)、栃木・那須町産の野菜を使った「金子君の野菜畑」(500円)、茨城県のひたち農園の卵を使った「奥久慈卵のフレンチトースト」(400円)などをそろえる。

 焼き菓子は、カヌレ、マドレーヌ、フィナンシェ、ハート型のパルミエ、シュトーレンが入った「小麦girlの焼きたてBOX」(1箱=3,500円)、フランス産の小麦と熊本県産の米粉を配合した「カヌレ」(380円)が人気だという。ほか、カヌレ5個入りの「小麦girlのカヌレBOX」(1箱=1,900円)や、「フィナンシェ・ミエル」、フランス産の発酵バターと瀬戸内産のレモン皮を使った「マドレーヌ」(以上320円)、「スペルト小麦のスコーン」(310円)などを用意する。焼き菓子には、奥久慈卵とフランス産の岩塩などを使う。

 同店はパンの取り置きサービス「sacri(サクリ)」に対応する。アプリで前日までに注文すると、当日に並ばずに商品を受け取れる。

 横畑さんは「お客さんから『大崎駅周辺はパンや焼き菓子の店が少なくて困っていたから、できて良かった』と言われる。あらゆる種類のパンを知っているお客さんが多く、こちらが緊張するほど」と笑顔で話す。

 営業時間は11時~17時。火曜・木曜・日曜定休。

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