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しながわ水族館で「深海生物展」 深海魚「ザラビクニン」の展示も

深海魚ザラビクニン(写真提供=しながわ水族館)

深海魚ザラビクニン(写真提供=しながわ水族館)

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 大森海岸駅近くの「しながわ水族館」(品川区勝島3、TEL03-3762-3433)で現在、企画展「しな水の深海生物展2024~グソくんの深海ツアー~」が開かれている。

「深海生物ふれあいタッチ」の様子(写真提供=しながわ水族館)

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 通常の展示では見られない深海生物にスポットを当てた企画展の第2弾。オオグソクムシのキャラクター「グソくん」がナビゲーターを務め、深海生物の展示やクイズラリー、ワークショップなどを行う。

 展示中の生物は、深海魚ザラビクニンをはじめ、フトツノザメやオキナエビなど9種類。同水族館飼育担当者の久保沙紀子さんは、企画展について「太平洋側で取れる深海生物の展示が多かったので、今回は日本海側に生息するザラビクニンにスポットを当てた。捕獲が難しいため、展示している水族館はかなり少ない」と説明する。

 「グソくんの深海クイズラリー」では、会場内に設置された6つのQRコードをスマートフォンで読み取り、深海生物に関するクイズに回答する。全問正解した人に抽選で、しながわ水族館限定の「さかなかるた」の読み札と取り札を1組進呈する。

 「深海生物ふれあいタッチ」では、甲殻類などをはじめとした6種類の生物に触れられる。参加者には、深海生物の写真をあしらった非売品のクリアファイルを進呈する。開催時間は、平日=15時、休日=10時45分、14時45分。参加費用は1人1,000円。

 イベント期間中の土曜、日曜、祝日には、タイルアート作家のKATSU(かつ)さんが講師を務める「モザイクタイルワークショップ」を開く。今回はダイオウグソクムシ、メンダコ、ザラビクニン、ヌタウナギ、ホテイウオの5種類を用意し、好きなタイルをはめ込んでオリジナルの作品を作る。目地に使う粘土は、暗闇で光る仕様。料金は2,500円。最終受付時間は16時。会場内には、KATSUさんが制作した巨大なリュウグウノツカイのタイルアートを展示する。

 同水族館広報担当者の佐藤光さんは「深海生物を見るだけでなく、触ることもできるので、深海生物好きにとってはたまらないという声もある。なかなか見られない深海生物を一気に楽しむことができるので、一度足を運んでほしい」と呼びかける。久保さんは「深海生物は寒い時期に取れやすいので、今後も冬季に開催していきたい。この展示をきっかけに、深海生物に興味を持ってくれればうれしい」とほほ笑む。

 営業時間は10時~17時。2月29日まで。

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