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大井町にワインバー「オチョ」 前店「ユイット」を継承、スペイン料理も提供

東小路飲食店街にオープンした「8ocho」の外観

東小路飲食店街にオープンした「8ocho」の外観

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 「wine bar 8 ocho(オチョ)」(品川区東大井5)が大井町東口商店街の東(あずま)小路飲食店街にオープンして2カ月がたった。

「8ocho」店内

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 料理研究家の平野由希子さんが運営していたワインバー「8huit.(ユイット)」跡をそのまま受け継ぐ。「huit」はフランス語の「8」、「ocho」はスペイン語の「8」を意味し、新店名には前店の伝統を継承しつつ、新たにスペイン料理の要素を感じてほしいという思いを込めた。店舗面積は約3坪。席数はカウンター6席。

 店長の渡部衿香さんは教育業界から転身し、スペイン料理店で約1年半修業。その後、平野さんの料理アシスタントを務めつつ、平野さんが経営する姉妹店などで勤務した。

 店の継承について、渡部さんは「さまざまな職場を体験してワインを極めたいと考えていたところ、昨年11月中旬に平野さんから店長就任の話を頂いた。平野さんの店は『楽しく働く』 がモットーで、お互いにやりたいことを伸び伸びとできる環境がある。ワインの勉強をしながら店を営業できる環境に魅力を感じた」と話す。

 旬の食材を使った日替わりメニューを10~15種類用意する。「若鶏のバスク風煮込み(プーレバスケーズ)」(950円)、「スペイン風オムレツ」(660円)などのスペイン料理のほか、「8huit.」のレシピを引き継いだ「クミンキャベツ」(380円)や、豆と肉を煮込んだフランス・ラングドック地方の郷土料理「カスレ」(2,150円)などを提供する。

 ドリンクはワインのみで、「シャンパーニュ」(1杯=1,500円)、グラスワイン(1杯=800円~1,500円)を用意する。ボトル料金は要相談。銘柄はナチュラルワインを中心に7~10種類ほどをそろえ、2、3日で入れ替える。

 渡部さんは「前店の良さも受け継ぎつつ、自分の料理やワインを楽しんでもらえる店にしていきたい。今後はソムリエの資格取得や海外留学など、やりたいことにどんどん挑戦できれば」と意気込む。

 営業時間は17時~23時。営業日はインスタグラムに掲載する。

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