カフェ「MAHIRO COFFEE ROASTERY(マヒロコーヒーロースタリー)」(品川区大崎1、TEL 03-6421-7309)が大崎駅新東口近くにオープンして2カ月がたった。
同店のコンセプトは「普段使いと、日々の癒しとなる非日常のコーヒー体験」。店名には、「真においしいコーヒーを大崎から広く届けたい」という思いを込めた。内装は落ち着いた風合いの白やグレー、木目を基調に仕上げ、電源1カ所とWi-Fiを備える。店舗面積は約7坪。席数は7席。
店主の齊藤真希さんは、都内に複数店舗を展開するコーヒー豆ショップで豆の取り扱いやカフェ運営を学び、焙煎(ばいせん)工房で焙煎のノウハウを勉強したという。オープンの経緯について、「コーヒーの奥深さや、焙煎時のチョコレートのような甘い香りを多くの人に楽しんでもらいたいと思い、駅前の物件を探していた。不動産業者から理想的な物件を紹介してもらったので即決した」と話す。
店内に熱風式の電気自動焙煎機を備える。「このロースターなら、コーヒー豆が10分足らずで焙煎されていく様子を五感で感じられる。味のとがりをなくすために焙煎豆を数日間寝かす必要がなく、お客さんの要望に合わせた焙煎度合いに調整できる」と齊藤さん。
コーヒーは、約20種類の豆から客が選ぶ「ドリップコーヒー」(600円)、4種類の豆を調合した「ブレンド」、3種類の豆を調合した「エスプレッソ」、「アイスコーヒー」(以上R=350円、L=400円)、「コールドブリュー(水出しコーヒー)」(R=400円、L=450円)を用意する。自宅用に、コーヒー豆(100グラム=780円~)も販売する。このほか、「季節のラテ(黒蜜きなこ、オレンジモカ)」(550円)、「紅茶(マリアージュフレール)」「自家製レモネード」「自家製クラフトコーラ」(以上500円)などを提供する。
フードメニューは、コーヒーと和菓子のハーモニーを楽しめるという「和菓子セット」(800円)のほか、大崎駅西口近くで営業するパンと焼き菓子の店「小麦girl(ガール)」(品川区大崎2)の商品をそろえる。
「コーヒーは温度で味が変わるので、いれたて、中温、冷めた時など、いろんな変化を楽しんでほしい。その時の気分に合わせて豆を選ぶお手伝いができるので、気軽に相談してもらえたら」と齊藤さん。「今後は自家製のコーヒーゼリーの販売ほか、レストランや企業とコラボし、オリジナルブレンドのノベルティーやドリップバックの提案もしていきたい」とも。
営業時間は8時~19時。休業日はインスタグラムに掲載する。