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西五反田に「喫茶 白夜」 自家焙煎の深いり豆をネルドリップ方式で提供

店主の竹前(たけまえ)優介さん

店主の竹前(たけまえ)優介さん

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 「喫茶 白夜(はくや)」(品川区西五反田2)が3月23日、大崎郵便局近くにプレオープンした。

「白夜ブレンド」

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 6月1日の本オープンを目指し、「婚活バー○婚(マルコン)五反田西口店Zoe(ゾーイ)」の営業時間外、朝から日中にかけて間借り営業する。店舗面積は20坪。席数は、テーブル席13席、カウンター席7席。

 店主の竹前(たけまえ)優介さんは新潟県出身。「但馬屋珈琲(コーヒー)店 本店」(新宿区)で1年間コーヒーについて学び、「タカセ洋菓子 板橋工場」(板橋区)で半年間洋菓子作りを経験したという。

 竹前さんは「地元で仕事に悩んでいた時に立ち寄った喫茶店『珈琲創房 自由人』(新潟県)のマスターに支えてもらった体験から、自分もマスターのように直接人を豊かにする働き方を選びたいと思うようになった。ただ、いきなり自分の店を持つのは難しい。段階を経て、間借りカフェやイベントなどで『喫茶 白夜』を出店しつつ、準備してきた」と話す。

 店のコンセプトは「特別な一杯で期待以上の幸せを提供する」。会話を大切にし、客の服装や気分に合わせてカップを選ぶなど、1人1人に向き合ってコーヒーを提供する。店名は、北極・南極圏で見られる、太陽が沈まず明るい夜が続く気候現象「白夜」に由来する。「お客さんの人生や時間が末長く明るいものであるようにとの思いを込めた」と竹前さん。

 手作業で20分間焙煎(ばいせん)した深いりのコーヒー豆をネルドリップ方式で抽出し、甘みと重厚感のあるコーヒーを提供する。3カ国の豆を独自の配合で組み合わせた「白夜ブレンド(ホット・アイス)」(800円)や、新潟で日本酒用の仕込み水とオリジナルのアイスブレンドを組み合わせた「日本1透き通った水出しアイスコーヒー」(900円)など。新潟県胎内市の大長谷集落で栽培されていたラベンダーの端材で作ったシロップを使った「ハーブトニック」(700円)も用意する。

 フードメニューは「スパイスカレー」(900円)。コーヒーとのペアリングを考えた「白夜プリン」(600円)、「デミタス珈琲入りチョコテリーヌ」(650円)などのデザートも用意する。

 「五反田はビジネス街で人も多いが、喫茶店が少ない印象を持っている。地域に密着し、多くの人のよりどころになれれば。まずは助走期間で店を軌道に乗せて、間借り営業を延長しつつ、良い物件があれば独立も視野に入れている」と竹前さん。「将来的には新潟に本店をオープンしたい。新潟と五反田をつなぐ存在になれば」とも。

 営業時間は7時30分~17時。木曜定休。

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