ワイン酒場「cado(カド)」(品川区西五反田2、TEL 03-6431-8818)が3月25日、大崎郵便局近くにオープンした。
居酒屋跡を改装した同店。店舗面積は約11坪。席数は、カウンター=6席、テーブル=14席。店内には、エージング加工を施したモルタル壁や木製のテーブル、木材の壁などを使う。店名は、英語で「落ち着く、落ち着いた」などを意味する「calm down」の省略形に由来。店舗が角部屋物件だったことにもちなんだ。
店主の中原哲也さんは飲食事業を手がける会社に20年以上務め、飲食店のリニューアルや立ち上げなどに携わってきたという。開店の経緯について、「ずっと独立を考えていた。物件を探していたところ、希望条件だった路面店を見つけることができた。五反田にはカジュアルにワインを飲める店が少ない印象だったことから、ワイン酒場の業態にした」と話す。
ドリンクメニューは、ナチュラルワインの赤、白、オレンジ、スパークリング(以上、グラス=900円~、ボトル=6,000円~)などを常時10種類ほどそろえる。生ビール、「サッポロ赤星」(以上700円)、ブルワリー「伊勢角屋」(三重県)のクラフトビール「ペールエール」「ヒメホワイト」(以上1,100円)や、「cadoのレモンサワー」(600円)、「ワイナリーのぶどうジュース」(800円)なども用意する。
フードメニューはジャンルを設けず、ナチュラルワインに合う小皿料理を提供する。「福岡産あまおうとモッツァレラブッファラ」(1,300円)、「北海道産帆立のカルパッチョ」(900円)、「蛍いかと菜の花のアンチョビソテー」(800円)、「里芋とベーコンの温かいポテトサラダ」(700円)、「猟師風」を意味する煮込み料理「鶏もも肉のカチャトーラ」(1,600円)などを用意する。
「ワインも小皿料理も、小まめにラインアップを変えている。1週間後には別メニューになっているので、定期的に通ってもらえたら」と中原さん。「近隣のお客さんがとても多く、ニーズの高さを感じた。まずは地元に愛される店に育てて、今後はドミナント出店などを考えていく」と話す。
営業時間は17時~23時30分(土曜・日曜・祝日は15時から)。