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荏原町に点心バル「マルバツサンカク」 26歳店主が独立、台湾古民家コンセプトに

店主の篠嵜瑛さん

店主の篠嵜瑛さん

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 点心バル「マルバツサンカク」(品川区中延5、TEL 03-6451-3099)が5月17日、荏原町駅近くにオープンした。

「マルバツサンカク」外観

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 小料理屋跡を居抜きで使う。店舗面積は約24坪。席数は25席。このほか、宴会専用の個室に約12席を設ける。コンセプトに「台湾古民家」を掲げ、店内には店主の篠嵜瑛(あきら)さんが台湾で買い付けた小物やちょうちんを飾る。店名の「マル」「バツ」「サンカク」は、それぞれ「至り」「交わり」「とがり」を意味しているという。

 篠嵜さんは18歳から飲食業界に入り、創作中華料理店で約3年修業。その後、ギョーザ店やビストロ、居酒屋などでキッチンを担当し、26歳で独立開業に至ったという。開店の経緯について「自分の店を持ちたいという夢があって飲食業を選んだ。地域のコミュニティーやつながりを大切にしたかったので、地元の戸越銀座に近い荏原町エリアの物件に決めた」と篠嵜さん。

 看板メニューは自家製点心。「白菜と豚の焼餃子(ギョーザ)~ネギ醤油(しょうゆ)~」(2個=480円)、「熟成ラムの焼餃子~赤ワイン塩~」(2個=580円)、「大黄豚焼売(だいきぶたしゅうまい)~マスタード~」「紫蘇(しそ)の大黄鶏焼売~梅肉~」(以上、4個=780円)、「揚げたて肉絲(ロースー)春巻き~黒酢~」(2個=880円)、「海老(えび)の皿ワンタン~胡麻(ごま)~」(5個=980円)など。豚肉は「SPF桃豚」、鶏肉は「総州古白鶏」、羊肉はなみかた羊肉店(山形県)から仕入れたものを使う。ギョーザは、全粒粉を使った特注品の皮で包む。

 そのほかのフードメニューは「台湾醤油と鮮魚のカルパッチョ」(1,280円)、「白菜のマスタード漬け」(580円)、「叉焼(チャーシュー)とアンチョビのオリーブマリネ」(580円)、「土鍋麻婆(マーボー)豆腐」(1,280円)、「魯肉飯(ルーローハン)」(980円)、「レアチーズバナナ餃子」(3個=880円)などをそろえる。

 ドリンクメニューは「金牌(きんぱい)台湾ビール」(850円)、「自家製レモンサワー 瀬戸内レモンミンチ」(650円)、「自家製梅干しサワー 山椒(さんしょう)×オレガノ」(750円)、「角ハイボール」(650円)、「カバラン ディスティラリー セレクト ナンバー1」(850円)など。そのほか、自家抽出した台湾茶「凍頂烏龍(トウチョウウーロン)茶」「鉄観音(テッカンノン)茶」「洛神花(ラクシンカ)茶」「紅烏龍茶」「茉莉花(マツリカ)茶」(以上600円、焼酎入り=750円)や、紹興酒、焼酎、ナチュラルワインなども用意する。

 「今後はアラカルトだけでなく、コースメニューを設定していく予定」と篠嵜さん。「地元の人たちはもちろん、遠方からもお客さんが来店してくれるよう、この店の点心を荏原町のトレンドにしたい」とほほ笑む。

 営業時間は18時~24時。

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